ICカードなど、2枚が入る見開き型パスケースを作ってみました。
Suicaのペンギンに名前はないらしいです・・。
交通系ICカード2枚重ねは自動改札を通れない。
ICカードなどを2枚重ねで自動改札を通過しようとすると必ず、はじかれてしまいます。
自動改札もどちらのカードで決済していいか分からないので当然ではあります。
やってしまいがちな「ICカード2枚重ね」、NGな理由とは?:PHILE WEB
ICカードとICカードの間にアルミホイルを挟む、という技もありましたが、結果としては失敗。
SUICAはうまくいくのですが、PASMOは反応すらしなくなってしまいました。
ICカードセパレーターを作った話:Kazupenの独り言
それなら、と見開き型のパスケースを作ってみました。
製作工程(1)図面
まずは絵をかいてみる。
街中で市販されているパスケースなどのアイデアをパクり参考に、自分仕様に変えていきます。
Glaxy tab S7でノートを取るなら、「NoteShelf」一択です。
使い勝手は、iOS版の方がいいのですが、Appleは昔から使ってはならないという教えがありますので、ここは仕方ないところ。
ペンには、三菱鉛筆の「Hi-uni Digital」が使いやすいです。
GalaxyのS-Penの代わりに使用できます。
CADで図面を作成
使用しているCADソフトは昔からある「Jw_cad」
以前、仕事で使ったので操作は慣れてしまいましたが、ちょっとクセがあるので、フリーソフトで使うには、「LibreOffice Draw」なんかもおすすめです。
Jw_cadでパーツのパターンをいくつか考えてみて、微調整していきます。
あとは印刷して終わり。
図面の切り出し
とりあえずA4用紙に印刷してみます。
革の厚みを考慮していないので、実際とは違いますが、
ポケットに入るのか、かばんに入るのか、手とのサイズ感などを考えておきます。
問題なければ、厚紙に貼り付けて型紙とします。
製作工程(2)レザー
レザー選び
レザーについては、今回は特にこだわりはありませんので、
昔に作ったものの余りとかを使います。
型紙を当ててみて、残り物のレザーとうまく合えばいいのですが。
レザーに銀ペンで線を引きます。
革の切り出し
ちょっと手順を誤っていましたが、床面を均一にする床ノールを塗ります。
ここまでやって気づいたのですが、
設計図のどうしようもないミスで革が1枚足りないのと、
せっかく切り出したのに気に入らない革があって、修正。
作成年とイニシャルを打刻して、こんな感じになりました。
菱目打ち、縫いつけ
内側のポケット部分から縫っていきます。
ディバイダーで直線を作って、菱目打ちが一直線にできるようにします。
菱目打ちで縫い目を作ります。
いろいろと写真を撮り忘れました。
コバ面の色塗り
最初は何を思ったか、白にしたくなって白を塗ってしまいました。
(あとで色を塗り替えています。)
あと、どうしてもストラップホールが欲しかったので、急遽作成。
2.4mmで穴をあけて、ハトメで補強しました。
菊割りを始めてやってみましたが、意外と難しく、
最初は金具がきれいに菊の花のように広がってくれませんでした。
コバ面の塗りなおし
結局、茶色にしたりもしてみました気に入らず。
コバ面を削り直し、設計図どおり黒にしました。
コバ面が乾けば一応、完成となります。
完成
一応、完成しました。
コバ面を削りすぎて、縫い目と革の端が近づきすぎてしまいました。
失敗ですね。
コバ面の黒色はまだ納得はしていませんが、白よりは良いかなと。
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