祝・日本発売!
購入して2週間くらい経過しますが、良いところとか悪いところなどを雑感としてお伝えしたいと思います。
価格について
私がイタリアAmazonから輸入した価格は、送料込みで概ね59,000円でしたので、国内価格58,800円という設定価格も良心的だと思います。
Amazonなら更に5000円ほど安く変えます。
格安SIMあたりとセットで購入すればもっと安く変えるかもしれません。
中国版のMotorola edge sは、確かにすごく安いのですが、Googleサービスが使えないなどのデメリットもあるので、保証や技適のある日本国内販売のものをおすすめします。
SOC
OnePlus 9 Proを一時期使用していましたが、Snapdragon 888は前評判通り、発熱はあるし、バッテリーの持ちはイマイチだなぁと思いました。
Snapdragon870は、前時代のSnapdragon865からのマイナーチェンジ版だとよく言われているとおり、処理速度や発熱については不満はありません。
実際、使用して見ると「Asphalt 9」などのゲームをしていればもちろん、温かくはなりましたが、アッチッチほどではありません。
バッテリー
GSM Arenaのバッテリーテストでは、画面のリフレッシュレート90MHzの状態で「100h」という評価でしたが、概ね同じ感覚です。
とてもバッテリー持ちが良いわけではないけれど、悪くもない、といったぐらいの感じです。
ネットを見ている程度でしたら、一日は十分持つと思います。
ディスプレイ
有機ELか液晶か
有機ELか液晶か、というのは好みが分かれるところがありますが、個人的には有機ELの方が好きなので、液晶ディスプレイを久しぶりに見たときはぼやけた印象を持ちました。
また、リフレッシュレートが90MHzに対応しており、程よくヌルっと画面が書き換わるため、見やすいのかなと思います。
ディスプレイサイズは、6.7インチとかなり大型の部類ですが、アスペクト比は、Xperia 1 IIと同様に21:9という縦長というところもあり、あまり大画面という感じは受けません。
縦長のおかげで横幅が当然狭くなり、持ちやすくなっているかと思います。
画面分割
縦画面の場合は、4分の1ぐらいづつ分割領域を変更できますが、横画面にすると画面中心を境に1:1の分割となります。横画面も分割幅を変更出来たら良かったと思います。
タッチパネルの感度
アンチグレアタイプの液晶保護シートをしているせいか、パネルの感度はあまり良くないように思えます。
Google Pixel 4a (5G)も使用していますが、こちらは「タップ感度の向上」という液晶保護シート対応の機能があるので、その差もあるかもしれません。
これはPixelの設定画面
指紋認証、顔認証
指紋認証
これまたXperiaのごとく、電源ボタンを兼ねた側面認証です。
反応は悪くないと思いますが、センサー幅が狭いので、認証されないことがたまにあります。
できれば、背面に指紋センサーを搭載して欲しかったです。
顔認証
認証精度は良好です。
ただし、コロナ禍における、マスク着用状態での顔認証には対応していません。
なので、日常的には使っていません。
マスクを外せば、ちゃんと認識してくれます。
それもそのはずで、認証アプリ「Motoの顔認証でロック解除」の最終アップデートが2018年なので、今後に期待したいです。
サウンド
スピーカー
これは、唯一、ダメ出ししたいところです。
スピーカーは底面しかありません。
日本モトローラのサイト上にあるg100のスペック表には一切記述がありませんが、イギリスのサイトだとキチンと「Bottom-ported speaker」と記述があります。
音そのものについては、音に厚みはあるため、ものすごく悪い、というこはありませんが、こんなものか、と思うレベルです。
Pixel 5のような、誰もが「音悪っ」と、つい口ずさむほどではありません。
3.5mmイヤホンジャック
イヤホンジャック不要論を個人的には主張していましたが、久しぶりにイヤホンジャックを使用してみると、あればあるで良いものですね。
スピーカーを使わず、イヤホンジャックを使え、というメッセージなのでしょう。
外部出力
Samusungの「Dex」のような、外部出力時のUIを変えるのが「Ready for」という機能です。
付属のType-C<->HDMI変換ケーブルを使用してHDMIに接続するだけで、デスクトップPCのようなUIで表示させることが出来ます。
(もちろん、Type-C <-> Type-Cでも大丈夫です。)
Samsungの「Dex」ではウインドウサイズの変更に対応していないSmartNewsも、「Ready for」の場合はサイズ変更には対応してくれました。
Gboard + ThinkPad TrackPoint Keyboard IIで日本語入力も可能です。
NHK+は、映像映らず。(Chromecastでも表示できないので原因は同じことでしょう)
カメラ
レビューはいろいろと大手メディアサイトでありますので割愛します。
ちなみにシャッター音は当然のごとく、OFFにすることは出来ません。
Pixel 5のような異常なボリュームのシャッター音ではないので、レストランなどで撮影してもそれほど注目を浴びることはないと思います。
どうしてもシャッター音が嫌だ、と言う場合は、GCamを使えばシャッター音なしで撮影することは可能です。
違和感なく使用できましたので、試してみるのも良いかもしれません。
ネットワーク
一言で言えば、Softbank/Y!mobile最強です。
5G、VoLTE、キャリアアグリゲーション、テザリングは何もせず対応します。
本体重量
海外モデルは207gと軽いはずでしたが、結局、実測では218gでした。
まとめ
良く言えば、「うまくまとまっている」スマホであり、「無難」なものかと思います。
操作を左右するUIにこだわりがなければ、OppoやGalaxy、Xiaomiの方が満足するかもしれません。
このスマホは、
- 出来るだけ「素」のAndroidが触りたい
- フラットディスプレイで大画面がいい。
- ゲームはそこそこやる。ただし、スピーカーは使わない
- カメラを重視しているけど、そこまで高機能なのは必要?と感じる
- Softbank系回線を主として使う。
といった方にとっては、満足度は高いと思います。
価格からしたら、久しぶりに良いスマートホンだなぁと率直に思いました。
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