久しぶりに「オーシャン東九フェリー」に乗船してきました。
九州から東京へ2泊の船旅
乗り物全般が好きなのですが、船旅はまた格別の時間を作ることができるので、時々、乗船しています。
今回は、九州・新門司港から東京・お台場までの2泊の船旅を体験してきました。
新門司港発19時、徳山港9時20分、東京港着6時00分、合計35時間、車両はなく徒歩乗船です。
乗船予約
運行スケジュール
基本的には運送向けのフェリーですので、確実に毎日運行しているわけではありません。
自分はそれも知らず、たまたま予定に合わせたら取れた、という感じです。
乗船チケットの予約
インターネット上で予約することができ、予約は乗船1ヶ月前の9時から受け付けています。
<予約から乗船までの流れについて>
WEB予約の受付期間はご乗船日の1ヶ月前の同日午前9時〜2日前までになります。
例)乗船日を5/1とした場合、「4/1 9:00」〜「4/29 23:59」までご予約を受付します。
【重要】徳島出発便の予約受付日は「東京・北九州出発便の予約開始日と同日」となります。
例) 4/2の徳島出発便の予約受付開始日は3/1になります。
繁忙期はアクセス集中でサイトが非常に重く予約しづらいので、
事前にアカウントの作成などを済ませておいたほうがいいです。
ちなみに、東京発の下りは特に人気で、狙っていた3人個室は全く取れませんでした。
そこで、九州発の3人個室を狙う作戦に変更し、無事、チケットをゲットできました。
また、個室は予約開始15分で売り切れていましたので、ゴールデンウィークやお盆、年末年始も同様のことが発生すると思います。
特にコロナの影響で乗船者数を絞っているのも、予約の取りづらさに響いているかと思います。
支払いは、事前にクレジットカードで決済をしておけば、1000円くらい安くなりますが、当日支払いもできますので、キャンセルの可能性があるようでしたら、当日払いの方がいいかと思います。
予約の際、「左舷側の部屋を希望」する旨、メッセージを入れておきました。
どこまで実現してくれるかわかりませんが、今回は無事、左舷の客室でした。
5月からはネット予約の際に希望する部屋を選択できるようになるようです。
新門司港へのアクセス
オーシャン東九フェリーを徒歩で利用する場合は、「門司駅」から送迎用のタクシー(一人320円)にて向かいます。
関門海峡にある有名な「門司港」とは全く別の場所にあるので、分かりづらいですね。
※JR門司駅よりフェリー出発時間に合わせて送迎タクシーを運行します(320円/人 )
※送迎タクシー出発駅は門司港駅ではなく「門司駅」です。
送迎タクシー出発時刻はJR門司駅17:50出発(日祝 は16:50発)です。
ご利用の方は上記出発時間までに門司駅3階改札口脇の待合コーナーまでお越しください。
黄色い旗を持ったタクシーの運転手が改札口正面におりますので、お声掛けください。
乗船まで
博多駅から門司駅へ
九州旅行をすると博多駅を拠点にすることが多いので、今回も博多駅から門司駅へ向かいます。
鉄道を使って、博多→小倉→門司と進むのですが、博多と小倉の間をどうするかで時間に差が発生します。
手段 | 所要 | 料金 |
新幹線 | 30分から40分程度 | 2,350円 |
特急ソニック | 1時間から1時間30分程度 | 2,100円 |
普通列車 | 1時間30分から2時間程度 | 1,500円 |
あえて、ソニックに乗りたい、ということでなければ新幹線の自由席で向かうのが手っ取り早いかと思います。
乗り継ぎが良かったのでそのまま、下関行きのJR鹿児島本線に乗り換え。
門司駅にてプチ観光と夕食の買い出し
門司駅では、送迎用タクシーを待つわけですが、2時間ほど余裕があったので観光してみました。
北九州市門司麦酒煉瓦館
平日なので門司駅前のマンションには下校途中の子供がチラホラ。
この辺一体が「門司赤煉瓦プレイス」として、サッポロビール跡地を利用した観光スポットになっています。
その中の「北九州市門司麦酒煉瓦館」に行ってみました。
入館料大人100円、写真撮り放題です。
東京・恵比寿にある「ヱビスビール記念館」に行ったことがあるので、ボリューム的には見劣りしてしまいますが、2階の食卓にはビールを年代別に並べてあったりして、懐かしさとともに楽しめる場所だと思います。
ゆめマートにて買い出し
船中2泊で、食堂もなく冷凍食品の自販機しかないので、さすがにきついです。
今まで見てきたベテランの旅人?は、食材を持ち込んで居酒屋みたいになっていたので、それを真似してみました。
門司駅から徒歩10分もかからないところにあります。
生たまごやら、野菜パック、ワインなどを買い込みました。
船内には軽くマヨネーズやソースくらいの調味料はあるのですが、あくまで冷凍食品用なのでこのスーパーで買ってしまってもいいと思います。
お惣菜も充実していますよ。
門司駅にて送迎タクシー乗車
オーシャン東九フェリーのサイトを見ると、「黄色い旗を持ったタクシーの運転手が改札口正面におりますので、お声掛けください。」とありますが、不安だったので、集合30分前から待機。
人数が多ければ、それなりにタクシーを増車してくれるので、慌てなくても大丈夫です。(自分は慌てた)
コロナの影響でタクシーには1グループにつき1台、一人の場合は他の人と相乗りになります。
新門司港フェリーターミナル
写真を撮り忘れたので、公式サイトから引用
乗船券の支払いは、東京港では窓口で行っていましたが、このコロナを経て、自動発券機ができていました。
待合室には、海上保安庁の人が随分たくさんいたけど、一体なんだったのだろう。
オーシャン東九フェリー「しまんと」船内
九州から乗船する人はゴールデンウィークではありますが、それほど多くなかった印象です。
夕食時は、ラウンジに集中しがちでしたが、大浴場などは一人か二人、といった感じです。(風呂は6人に人数制限)
船内の雰囲気などは、YouTubeで動画がいっぱい上がっているので、そちらを見たほうが参考になるかと思います。
二等洋室
船内散策
その他、共同のトイレ、洗面所などがあります。
食事
持ち込まなければ、冷凍食品を食べることになります。
お酒やソフトドリンクは充実しています。
冷凍食品AだのBだの、というのは電子レンジに温め時間がプリセットされているので、Aの自販機で購入したらAの電子レンジを使う、という意味です。
誰もいないオーシャンプラザ。
夜遅くまで飲んだりしている人はそれほど多くありません。
21時もすぎると、がらがらになります。
北九州から徳島ルート
航路基準
北九州から徳島へ向かうルートは
- 四国南側ルート
- 瀬戸内海側ルート
が設定されています。
瀬戸内海側ルートは、天候悪化時などに使うそうですが、天気も悪くないのに瀬戸内海側ルートを航行しました。
到着時間とかは特に変わりません。
スマートフォンの電波状況
瀬戸内側は、すぐに陸地が見えるので、docomo、KDDI、Softbankいずれも圏外になることはありませんでした。
風景
ネタもないので、写真をアップしていきます。
サブスマホにGalaxy S22 Ultraを持っていったのですが、100倍ズームはすごいですね。
上立神岩が撮影できちゃいました。
徒歩乗船の客は外に出ることはできません。2時間ほど待機していることになります。
ゴールデンウィークということもあって、徳島からはたくさんの乗客が乗船してきました。
2018年には、東京→徳島→和歌山をフェリーで旅しました。
懐かしいです。
そして11時20分、離岸です。
特にやることもないので、昼ゴハン。
途中、僚船「オーシャンどうご」に出会います。
見えない。
まだまだソフトバンク回線は絶好調です。
15時12分、和歌山県潮岬
このあと、40分程度、展望デッキでジョギングしました。
夕食に冷凍ハンバーグを食べてみました。
電波状況
和歌山県潮岬を過ぎると遠州灘を突っ切ることになるので、陸地から離れます。
ここでは、どのバンドも掴まないと予想していました。
結論から言うと、docomo>KDDI(Povo2.0)>Softbank、という順番の電波強度でした。
いち早く、Softbankが圏外となり、KDDI(Povo2.0)は圏外にならないものの、通信は実質的に不可。
docomoはかなり通信可能でした。
潮岬通過後のdocomo(日本通信)回線
さらに遠州灘に入り込みます。
速度は計測できますが、ほとんど使うに耐えない状況でした。
潮岬通過後のKDDI(Povo2.0)回線
潮岬通過後Softbank
電波強度をスクショし忘れましたが、かろうじて4Gアイコンが付いています。
最終日
3時40分、起床
6時着なので、早めに起きて朝風呂に入りました。
場所のスクショを撮り忘れましたが、三浦半島から浦賀水道に入ったあたりだったと思います。
4時46分、日の出
5時30分、東京ゲートブリッジ
5時40分、東京港フェリーターミナル
東京港フェリーターミナルに接岸です。
終わりに
コロナ禍で旅行も気ままにいけなくなり、久しぶりの旅行を楽しみました。
日本では、2020年1月、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号のクルーズ船内においてコロナの感染拡大を引き起こしたせいで、船旅に対する印象がとても悪い方向に向かってしまったと思います。
今回、4年ぶりのオーシャン東九フェリーでしたが、乗組員の感染症対策はバッチリで、要所要所に手指消毒剤やゴム手袋を配置していました。
逆に乗客側がコロナに対して、気を緩めている印象が強かったです。
何はともあれ、オーシャン東九フェリーが力強く海を走り、前に進んでいることがとても嬉しかったです。
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