国境の島・対馬とGhost of Tsushima

2023-01-22対馬, 長崎

2年越しの念願叶って、対馬へ行ってきました。

コンテンツ

対馬へ行くきっかけ

  • 2020年夏、蒙古襲来を題材にしたゲーム「Ghost of Tsushima」(PS4/PS5)を買ってみてハマる。
  • 2020年秋、台風10号が対馬にある和多都美神社の鳥居を破壊したニュースを知る。
  • 2020年冬、「対馬 和多都美神社の大鳥居再建プロジェクト」のCampfireのクラウドファンディングに参加

といった流れで、対馬に行きたい!と思うようになり2022年年末から5泊6日で行ってまいりました。

「Ghost of Tsushima」というゲーム

蒙古の対馬襲来に抵抗した史実をもとにしたオープンワールド型の一人用ゲームで、とにかく映像が美しく(その分、蒙古と戦うシーンはリアルですが)、すでに4回ほどプレイしています。

いろいろと紹介記事やYoutube動画を見たほうが話しは早いです。

「対馬 和多都美神社の大鳥居再建プロジェクト」

Campfireのクラウドファンディングで、金額に応じてそれなりの特典があるのですが、1万円ほどお納めすると、自分の名前が刻まれる、ということで参加。

旅行計画

コロナ禍ということもあり、2021年に対馬旅行を計画するも断念、2022年にようやく念願がかないました。

移動手段

乗り物自体が好きなので、やや変態的な移動手段ですが

  • 東京→福岡:新幹線(5時間)
  • 福岡→対馬:ジェットフォイル(2時間15分)
  • 対馬島内:レンタカー(3泊4日で421km走行)
  • 対馬→福岡:飛行機(35分)
  • 福岡→東京:新幹線(5時間)

旅行先

ゲームで出てきた「金田城(かねだのき)」、NHKの「ブラタモリ」という番組で取り上げられた場所はできる限り行こう、ということくらいで、あとは天気任せ。細かい予定は立てませんでした。
とにかく、ベタに観光地を巡ろうということで結果としていったところはここ。

  • 萬松院:対馬藩主の墓
  • 小茂田浜:元寇襲来の地
  • 椎根の石屋根倉庫
  • 豆酘(つつ)崎
  • 金田城跡
  • 和多都美神社
  • 烏帽子岳展望所
  • 韓国展望所

細かく言えばもっとあるのですが、こんな感じです。

1日目

東京駅→博多駅:新幹線

新幹線はグリーン車と決めている。(固い決意)

博多駅の博多口。

博多駅→博多港:西鉄バス

東京では珍しい連節バス。BRTともいうのかな。

博多港→対馬・厳原港:九州郵船ジェットフォイル、2時間30分

博多港です。
韓国・釜山を結ぶJRのビートルや金印で有名な志賀島を結ぶ福岡市営渡船などが着岸します。

出発まで2時間近くあるというのに、券売所はかなりの行列。
ジェットフォイルは、乗船一か月前からインターネットで予約できます。
ただ、メールアドレスにフリーアドレス(GoogleやYhaooとか)が使えないので、今の時代、どうなんだろうと思います。
当日券もあるようですが、途中で乗れない人もいました。

今回乗船したのは、1985年竣工、ボーイング社製の「ヴィーナス2」。
個人的には川崎重工社製の「ヴィーナス1」に乗りたかったです。

竣工から40年近く経っているため、かなり内装なども古い。

この日は乗船手続きが大幅に遅れ、出航が40分近く遅れました。
ジェットフォイルがいつ浮上するか楽しみだったのに、いつの間にか浮上して航行していたようで、まったく気づきませんでした。

厳原港→宿泊地東横イン厳原:徒歩10分くらい

途中、壱岐に寄港し、厳原港へ。

対馬に帰省される方が多いのでしょうか。
お迎えの方々が大勢いらっしゃいました。

厳原港から東横INNまでは歩いて10分程度。

夕食は、近くの居酒屋「味処 千両」
対馬は穴子料理が有名で、穴子の刺身と白焼きをいただきました。

右下の白いお刺身があなごです。

2日目

トヨタレンタカーを借りる。

明るくなった厳原の街中。
歴史を感じます。

ツシマノラネコ

厳原港に戻り、レンタカーを借りました。
白の軽が今回お世話になる相棒です。

厳原→小茂田浜:13.5km、20分

ひたすら山の中を走りますが、道路はかなり整備されていました。
ただ、道が狭いところもあるので山走りに慣れていないとちょっと怖いかもしれません。

小茂田の港近くに車を停めました。

小茂田浜神社入り口

宗助国の銅像。
蒙古兵を迎え撃った時はすでに60歳を優に超えていたようです。

小さな古墳のような山が「ひじき壇」で、ここに宗助国が布陣したとか。
この山より手前が昔はずっと海だったそうです。

ひじき壇から小茂田浜。
ブラタモリでもタモリさんがここまで登っていました。

赤丸がひじき壇。

小茂田浜→豆酘崎:28km、車1時間

豆酘(つつ)はゲームに出てきたから行きたい、という程度の理由で行ってみましたが、行って大正解。

椎根(しいね)の石屋根倉庫

石板を使って屋根を葺いた倉庫で、強風や雨から食料を守るためだったようです。
この場所以外でも同じような造りの建物を見ることができました。

安徳天皇御陵墓参考地

安徳天皇は平氏が壇ノ浦の戦いで源氏と戦い敗れた際に、壇ノ浦へ入水された、というのが世間的な話なのですが、実は九州の大宰府に逃れて宗氏の始祖となった、という話が対馬に残されているそうです。
安徳天皇のその後については、日本各地に伝説のように残されており、壇ノ浦での歴史以外に知られていない歴史がたくさんあるのだと思いました。

安徳天皇参考御陵墓参考地の近くにあるお店。

正月前に開いてくれていて良かった~。木原酒店。(パンとソーセージをゲット)

美女塚公園

病の母を持つ娘が京に呼ばれてしまい、挙句の果てに自ら死を選んでしまった、豆酘に生まれた美女の悲しい物語。

豆酘崎

断崖絶壁の先にある展望所。本当の先端は崩落していました。
遠く長崎県五島列島を見ることができました。

豆酘崎→厳原:24km、車45分

豆酘から厳原へ海岸沿いに行きたかったのですが、道が怪しかったのでGoogle先生の誘導通りに行きました。

対馬藩御船江跡

対馬藩の御用船の係留地です。夏になると緑が茂り、きれいな風景のようです。

そのほか

ツシマヤマネコ愛を島中で感じました。
4桁どころか5桁、6桁、、事故のない日が来るといいです。

 

3日目

この日をもって、厳原から移動します。
萬松院という歴代藩主の墓があるので、朝一番に見てきました。

朝もツシマノラネコに挨拶。

厳原→金石城、萬松院:徒歩15分

対馬博物館

萬松院へ行く途中に対馬博物館はありますが、年末年始はお休み。残念
古代から現代にかけて、対馬は国境の地として存在していて、常に戦いととなり合わせでした。
だからこそ、歴史を詳しく知りたかったです。

金石城

萬松院

入り口。

宗氏の墓所までは階段で向かう。
この階段がGhost of Tsushimaの黄金寺の階段にそっくり。
対馬在住の方がゲームと現地を比較しているブログがあります。

萬松院の大杉。

墓所

厳原→和多都美神社:37km、車50分

小船越

ブラタモリでも訪れていました。
対馬の東と西の海を最短距離で移動することのできる陸路の地です。
小舟は運び、大きな船は荷物を降ろして船を乗り換えたようです。
遣唐使なども利用していたとのこと。

元寇がここを占領し、南北の分断を図ったとのことで、ゲームにおいてはGhost of Tsushimaだとちょうど金田城あたりかなと思います。

和多都美神社(わたづみじんじゃ)

この日は大晦日で人はまばらでした。

これが鳥居の修復を終えて記念に建てられた石碑です。

そして、自分の名前を発見!!
鳥居復旧に本当にささやかですが、協力させていただいたことに感謝します。

壊れてしまった鳥居は身代わり鳥居として残されていました。

神社から浅茅湾に向かって3つの鳥居が立っており、そのうちの一番奥が復旧された鳥居です。 

ちょうど海が引いていましたので近づくことができました。

美しい鳥居です。

海は本当に美しい。

和多都美神社→対馬グランドホテル:43km、1時間10分

烏帽子岳展望所

烏帽子岳展望所からは、対馬の南北の中央にある浅茅湾を一望することができます。
この湾はとても入り組んだリアス式の湾となっており、このおかげで海がとても穏やかで、真珠の養殖なども行われています。

和多都美神社から車で10分くらいで烏帽子岳頂上直下の駐車場まで行けます。

docomoの豊玉仁位基地局を発見。

烏帽子岳の東側。

烏帽子岳の西側。

赤島大橋

Ghost of Tsushimaでも「赤島」が出てきます。
赤島はかつて広島の方々が移り住み、街の発展を遂げてきた場所のようです。
海が荒れるため、橋をかけたとのことです。

海の青さにはびっくりしました。

住吉神社(鴨居瀬)

たまたま立ち寄ってみた神社です。
本当に対馬は神社の数が多いです。

海の透明度がすごいです。ウニがいっぱい笑

4日目

2023年を対馬グランドホテルにて迎えました。

対馬グランドホテル→金田城跡 9km、車18分

金田城跡へ行くにはタクシーかレンタカーしかありません。
レンタカーで行くと登山口に駐車場があるのですが、軽自動車で5台分くらいのスペースです。
それを心配していましたが、登山口よりももっと手前に広いスペースがあったので、場合によっては駐車することはできるかなと思います。

金田城跡

GPSログを取っておいたのですが、アプリごと消し去ってしまったので「ヤマレコ」のデータを使用しています。

トヨタレンタカーからもらった旅の案内では、登山口より手前で停めた方がいいとあったので700mくらい手前に駐車しました。

ここにも駐められそう。

登山口。完全に一周するのであれば、絶対に反時計回りをおすすめします。
頂上までの往復なら時計回りで大丈夫です。

一周するので反時計回りで移動。

この石垣が見たかった!

白村江の戦い(663年。朝鮮半島・百済と手を結び、新羅・唐との戦いに挑んで敗北した戦い)の時代からある石垣!

圧巻でした。

反時計回りに進み海が見えた先の稜線の上りあたりは危険。
登りに使う分にはいいですが、下りに使うのにはかなり危険です。

城山・頂上
正月ということもあり、とても静かで穏やかな新年を迎えられました。

頂上直下にある砲台跡です。

登山口にある駐車場まで戻ってきました。

烏帽子岳展望所

時間があったので、今度は夕日を見に行ってみました。
浅茅湾に沈む夕日もまた、美しい。

和多都美神社

初詣、ということで和多都美神社に寄りました。

6日目

対馬グランドホテル→韓国展望所:72km、車1時間30分

旅の最終日です。

韓国展望所

いやぁ、びっくりするぐらい肉眼で見える、見える。

韓国展望所→上対馬温泉渚の湯:8km、車13分

旅の最終日はなるべく温泉に入ろう、というのがモットーなので見つけました。

東横イン比田勝

東横イン比田勝の前には、対州馬飼育小屋が東横インの敷地内にあり、馬が3頭飼育されています。

上対馬温泉渚の湯

ロビーからの景色ですが、風呂からもこんな感じで海を見ることができます。

比田勝→対馬やまねこ空港:72km、1時間30分

対馬やまねこ空港

レンタカーを返しました。
421km走破。

ボンバルディアDHC8-Q400。座席数74のプロペラ機です。

いざ、搭乗です。

リアス式な浅茅湾が美しい。

福岡空港。

福岡空港→博多駅:福岡市地下鉄空港線、5分

地下鉄に乗車して、ほぼすべての乗り物を制覇しました。
(新幹線、バス、船、乗用車、飛行機、地下鉄)

博多駅→東京駅:新幹線、5時間

18時36分発東京行き。終電間近の新幹線です。

時間も時間なので、新幹線居酒屋です。車内もほとんど乗客はいませんでした。

23時30分東京着。

 

その他

事前の情報収集に役立ちました。