静かで楽しい旅を満喫してきました。
記録なのでちょっと長いです。
旅行計画
GW直前にふと決めたことで、国内旅行の有名どころは移動手段も宿泊も予約できない状態でした。
探してみると今回の旅行先がインバウンド需要もそこそこに、予約できたので行ってきました。
ルートは、東京→新潟→小樽→大沼公園(函館)→松前→東京です。
東京→新潟
首都圏から北海道へ行くには、
- 商船三井さんふらわあ(大洗港 ~ 苫小牧港)
- 新日本海フェリー(新潟港~小樽港)
の2択かと思われます。
今回は新日本海フェリーに乗りたかったので新潟へ行きました。
NHKの「ドキュメント72時間」という番組で、新日本海フェリーに密着した回が2024年6月に放送されました。この回では、新潟と小樽を片道16時間かけて往復する航路に3日間密着し、フェリーに乗る様々な人々の様子が描かれています。(by Gemini)
- 「日本海 フェリーで旅する人生行路」初回放送日:2024年6月28日
東京駅 7:00
朝7時ちょうど、東京駅発の上越新幹線に乗りました。
GW初日だったので当日までに全席満席になっていました。
新潟駅 9:03
新潟駅の写真を撮り忘れましたが、最近は駅ビルも新しくなっています。
新潟駅からフェリーターミナルまでは、路線バスもあるのですが10時台の遅い時間なのでちょっと時間があります。
歩くと1時間はかかってしまうので、自転車+徒歩としました。
フェリーターミナルまではいけませんが、途中までは電動チャリでいけます。
ドコモのバイクシェアのアカウントでOKです。
「ピアbandai」で自転車を停めて徒歩です。
次の目的地のスーパーまで40分弱歩きました。
新潟フェリーターミナル近くのイオン系スーパー「清水フードセンター山の下店」でお買い物。
船内ではレストランや売店もあるので、必要なものだけを買えばいいかなって感じです。
新潟フェリーターミナル 10:45、12:00出港
「らべんだあ」に乗船です。
サイト上では出向時間である12時の90分前までにターミナルに来るよう案内がありましたが、それは乗船手続きが必要な人だけで、乗船手続きが不要な「e乗船券」での乗船であれば時間も関係なさそうです。
11時過ぎ、乗船開始です。
スマホに表示したQRコードを読み込んでもらうだけなので簡単に乗船できます。
「らべんだあ」船内
「らべんだあ」についてのGeminiの解説です。
新日本海フェリーの「らべんだあ」は、新潟港と小樽港を結ぶ航路に就航しているフェリーです。
「らべんだあ」に関する情報は以下の通りです。
航路: 新潟港 ~ 小樽港
主要目:
総トン数: 14,214トン
全長: 197.5メートル
航海速力: 25ノット
旅客定員: 600名客室: スイートルーム、デラックスルームA、ステートルームA、ツーリストS、ツーリストA、ツーリストC、ドライバールームなど、様々なタイプがあります。プライベートテラス付きの客室や、ペット同伴可能な客室もあります。
船内施設: 展望浴場(露天風呂、サウナ付き)、レストラン、カフェ、ショップ、ゲームルーム、キッズルーム、ペットルーム、マッサージチェア、ビューシートなどが備わっています。船内Wi-Fiも利用可能です。「らべんだあ」は比較的新しい船で、快適な船旅を提供するために様々な設備が充実しています。客室の種類も豊富なので、旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。
プロミュージシャンの演奏がありました。
いろいろ船旅をしてきましたが、初めてです。
部屋は「デラックスルームA」
フェリー旅からすれば相当贅沢なのですが、一人3万円もしない程度で、移動費用と宿泊代を考えれば小樽への費用としてはやすいと思います。
安く行こうと思えば、もっと安くできます。ただ、仮眠スペースしかないので船内のソファやテーブルの争奪戦に参加しなければならず、それもストレスです。
イルカに遭遇
暇つぶしにデッキをぐるぐる走っていたら、なんとイルカを見ることができました。
レストラン
GWともあったレストランは、満席になりました。
順番に案内してくれるので食いっぱぐれはありません。
通信環境
今回は、メインで使っているY!mobileの他、日本通信、povoのSIMを持っていき、ソフトバンク、docomo、AUの各キャリアの通信環境を試してみました。
結論を言うと、使い物にならず、といったところ。
どのキャリアも当然ですが、プラチナバンドを掴むことは掴みました。
ただ、通信速度は測定以上に遅くただ電波を掴んでるだけ、といったところ。
船内Wifiもありますが、これも同じように使い物にならず。
陸に近い右舷側において、テキストメッセージを送るのが限界、と思っておいたほうがいいでしょう。
もし、どうしても通信したい場合は、地図を見ながら島に近づいた時が狙い目。
島の電波を掴むことができます。
小樽港 6:00下船
北海道・小樽港の到着は4時30分で下船しなければならないのですが、事前に申し出をしておくと6時下船に変更してくれます。(6時まで下船できないので注意です)
小樽市内6:00
乗船してきた「らべんだあ」と僚船「あかしあ」のツーショット。(かつない臨海公園)
朝の小樽はとっても静かで、逆にこの時間帯で良かったなと思いました。
小樽駅→札幌駅→大沼公園駅
9時53分函館本線・小樽駅発のエアポート58号に乗車。
札幌駅には10時26分着。
続いて10時56分札幌駅発の特急・北斗10号に乗車。
北海道駒ヶ岳が途中、見えました。
10数年前に一度、登ったことがあります。
14時16分、大沼公園駅に到着。
この日は、函館大沼プリンスホテルに宿泊。
大沼公園駅→新函館北斗駅、レンタカーで松前町へ。
松前は、かつてアイヌとの深い関わりがあった松前藩があったところ。
北前船の寄港地であり、一度は行ってみたいと思いました。
8:00、ホテルから出ているシャトルバスに乗り、大沼公園駅へ。
8:22、大沼公園駅から函館本線に乗って、新函館北斗駅へ向かいました。
レンタカーを借りるためです。
今でこそは、北海道新幹線に合わせて「新函館北斗駅」ですが、その前身は明治時代の「本郷駅」だそうです。
新函館北斗駅前はこれといったものはありませんでした。
これから発展していくと良いですね。
GWでたまたま予約できたトヨタレンタカーの「新函館北斗駅前店」へ。駅のすぐ近くにあるので便利です。
いざ、松前町へ。おおよそ90分ほどかかります。
町中はさくらが満開。
松前町ではGWの期間中、「松前さくらまつり」が開かれています。
さくらの種類が豊富で、桜好きはぜひ一度、行ってみたほうがいいと思います。
「さくら名所100選」に選定されている松前公園には約1万本250品種の桜があり、公園内では4月中旬から5月下旬までの約1ヶ月間にわたって、早咲き・中咲き・遅咲きと「時差開花」し、色とりどりの桜が競演します。
- 松前さくらまつり:松前町公式観光サイト
おまつり開催のため、普段よりも混雑しています。
また、交通の便が公共バスか自家用車に限られてしまうので、後者の場合は駐車場を確保しなければなりません。
事前に掴んだ情報として
- 普段の駐車場は使えず、臨時駐車場が作られる。
- 午前中のうちに駐車場は満車になるのでできるだけ早く行くことをおすすめする。
- 函館方面から松前方面への道路は一本道なので渋滞することも予想される
ということでした。
10時30分すぎ、臨時駐車場についた時、話を聞いてみたところ「停められてラッキーだね」と言われました。
松前町をジョギングしながら巡る
久しぶりの観光ジョギングです。
涼しいし、移動時間も短縮できるのでオススメです。
松前神社
松前藩の始祖である武田信廣公を祀る神社です。:観光サイト
この武田信廣ですが、出自が全く謎めいていて、いまだにはっきりしていないようです。
このあたりは、
- 歴史小説「蝦夷国まぼろし(著・夏堀 正元)」
の上巻を読むと面白いです。
あとたまたま見つけた「法政大学 学術機関リポジトリ」
がPDFで読めるので面白いかもしれません。
松前の「のりだんだん」
「のりだんだん」と呼ばれる「のり弁当」ですが、ネットで調べると横須賀でも同じ名称で弁当を作っているようですね。
松前にある「海魚亭」さんで開店と同時に入店しいただきました。
松前町郷土資料館
いろいろな街を旅しますが、可能な限りその街にある郷土資料館を訪ねることにしています。
街の歴史を知ることは、今の街を知ることにもなるからです。
- 松前町郷土資料館:松前街ホームページ
松前城
街の中心的存在のように立っています。
北海道松前町にある松前城は「福山城」とも呼ばれ、江戸時代末期に築かれた日本最後の日本式城郭の一つです。かつて松前藩の居城として北の守りを担い、戊辰戦争の舞台にもなりました。現在の天守は再建で資料館として利用されており、桜名所の松前公園と共に親しまれています。(by Gemini)
松前桜資料館
ふらっと入りましたが、かなりマニアックです。
何故かネットにも情報があまり出てこない。。。
北海道松前町の松前公園内にある施設です。桜に関する書籍、絵画、写真、工芸品、研究レポートなどを展示し、松前町固有の品種を含む多様な桜の魅力や奥深さを紹介しています。隣接する桜見本園は「生きる桜の図鑑」と呼ばれます。(by Gemini)
松前藩主松前家墓所
- 松前藩主松前家墓所:文化遺産オンライン
北海道松前町にある、国指定史跡です。松前藩主松前家歴代当主とその家族の墓所であり、菩提寺である法幢寺の境内にあります。ここには50基以上の墓碑が立ち並び、中には北前船交易で運ばれた石材が使われたものも見られます。松前藩の歴史や当時の文化を伝える貴重な史跡です。(by Gemini)
先ほどリンクを貼った「蝦夷国まぼろし(著・夏堀 正元)」を読んでいたので、ちょっと親近感があります。
やく4キロほどをまったりとジョギングをして、とても楽しかったです。
帰りの渋滞にハマる前に松前の町をあとにしました。
帰り道に「福島町 青函トンネル記念館」へ
車で走っていたところたまたま見つけたのがこの記念館。
炭鉱、洞窟、トンネル好きには見逃せない観光スポットです。
時間がなくて十分に見られませんでしたが、映像なども充実していて、とても楽しかったです。
レンタカーを新函館北斗駅で返し、ホテルに戻りました。
帰りは北海道新幹線
初の北海道新幹線です。
新函館北斗駅から東京駅までの約4時間半の旅路です。
贅沢にもグランクラスを取りました。というかグランクラスしか空いてなかったんです・・・。
そりゃ、GWの直前に席を予約するほうが無計画でおかしいですよね。。。
けど、GWの飛行機ピーク料金と比較すると大差はないので、時間的余裕があれば断然、オススメです。
北海道新幹線の札幌延伸も2030年から2038年に延期してしまい残念ではありますが、北海道はとても楽しいです。
若い頃は山好きでしたので北海道の山々を登りましたが、今は歴史に触れ楽しみが増しています。
北海道で唯一行っていない道東へ行きたいと思っています。
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