Palm Computing PalmVxの思い出

昔のコンテンツを整理していたら、当時大好きだったPalmVxのネタファイルが出てきた。 そこで、復元の意味も込めてブログ化したいと思います。

ここから先はファイルのタイムスタンプを見ると”2004年12月09日”となっています。
その頃の記事と言うことで・・・。(文章能力の向上が見られないのが残念です)



PalmVx ギャラリー

1999年秋。
その年の春に発表されたPalmVの後継機種としてPalmVxが発表された。
毎日のように当時の3Comのページを見て、新製品の発表はまだかと見ていたものだ。

そして、発表から数日以内に購入を決定。
アメリカ及びカナダしか販売しないという3Com。
なんとかして、日本に発送してくれるアメリカのパソコン屋をネットで調べて見付けだし、ビクビクしながらクレジット番号を入力した。
そして、拙い英語で、商品の発送はまだか、とかいろいろメールを送り、発表から2週間にして手元に付いたものだったな。

PalmというPDAが当時は誰も知らず、優越感に浸っていたけれど、
2000年には3Comから独立したPalmComputingが日本に進出し、Palm日本語版の発表やらなんやらで、日本国内でドンドン浸透してきた。
そしてPalmComputingがSONYと手を結び、Zen of Palm(PalmがPalmであることを説いた禅問答)の基本は完全に壊されてしまった。

もう、終わったな、と。
綺麗な女性が気軽に街中でPalmを使うようになって、オタクとしては寂しさを覚えたものだ。
決して女性が使ってはいけない、ということではなくて、オトコの子の遊び道具がメジャーになってしまったことの寂しさ、よくある例えでは、インディーズ時代から応援してきたバンドがメジャーになってしまい、遠い存在になってしまった、ような。

だから売ることを決めた。
なんか売り難いけど、持っていてもしょうがないし。
最後に写真だけでも撮っておこうと。

思い切って開腹作業

開腹作業というのは長いことPalmV系を使用するユーザにとっては避けられないものだと思う。

  • PalmV系はボタンが脆く、保証外となってしまった場合にボタンが壊れてしまうと高いお金を払って修理に出さなくてはならない。(大体修理費用は1万円と言われてる)だったら、Palm系の業者が行なってるクリアボタン換装サービスを受けた方がいいし、自分でボタンを作った方がいいでしょう。
  • PalmV系は、内部にホコリがたまるとディジタイザがいかれ始め、スタイラスによる操作を受け付けなくなることが報告されてる。
  • 普通に興味があるから(笑)

という理由から開腹をしたくなったりするのである。

PalmIIIとか、Handspringとかはネジは特殊だけれども、一応開腹作業は簡単。ドライバーさえあれば普通のネジを回すのと変わらないし。
だけどPalmV系のPalmは軽量化を目指すためか、ネジは一切使用されていない。その代わりにホットボンドが使用されているので、開腹するのが非常に面倒。
誰だか失念してしまったけれど、Palm界にも改造の鬼がいるもので、ホットボンドをアイロンで溶かしてしまおう、と。
この作業は、失敗すれば当然マシンは壊れるし、開腹をしてしまうと保証の対象外になってしまうから、くれぐれも自己責任でお願いします。データのバックアップとかね。
作業はとにかく、丁寧に行なえば、それ程難しくない。
横着すると必ず失敗するから、丁寧な作業。コレ大事。

まず、必要なモノ。

  • アイロン(ごく普通のものでいい)
  • 軍手(手袋):すごく熱くなるから火傷防止に。
  • 薄いヘラ状のもの:開腹する時に、使う。

これだけあれば、準備は完了。

では、早速。

アイロンの温度は、「高温」にする、というのが改造の鬼の報告だったけれど、ちょっと恐いから、「中」に設定。「低」だと逆に無理矢理開腹する、という感じになってしまうので、やはり「中」以上の温度を推奨。

アイロンの上にPalmの背面側をアイロンに、露骨に乗せてみること2、3分。
この時、注意するのは液晶の保護シートがついていると溶けて、画面に影響を及ぼす可能性があるらしいので注意。

薄いヘラで、Palmの間をこじ開ける。
上記の写真では、ちょっと見辛いけれど、線が入ってる部分に薄いヘラのような物で開けていく。あと写真は素手だけど、熱いから絶対に軍手などを忘れずに。
温度が「中」ならば、"こじ開け"なくてもいいとは思う感じ。
もし、高温にするのが恐かったりするなら、低温で時間をかけるのもまた良し。
重ねて、丁寧な仕事がモノを言います。

さぁ、開けてみました。

左がPalm本体、右が裏蓋。

ちょっと画像がデカイので、画質を落してみた。
最初に目につくのが赤いモノだと思うけど、これはおそらくバッテリ。その上に正方形のもと長方形のものが並んでるけど恐らく、メモリ。8MB。
そしてさらにその上の正方形のものが恐らくCPU。モトローラ製DragonBall。20Mhz。
本体の周りに透明なものや白いモノがホットボンドが冷えて固まったもの。

裏蓋。
さて、適当に見たところで元に戻します。
この時、溶けて固まったホットボンドが本体の中に流れ出していたら、それを切り取ってください。元に戻した時にボンドが溶けて本体の基盤にくっついてしまいます。なんかしら影響が出ること間違いナシ。
切り取ったのは、ボンドが付くところに戻したり、捨ててもまぁ構いません。
そして、裏蓋と本体を貼り合わせてからアイロンの上にまた露骨に乗せます。
良く温まったら本体の縁のボンドが溶けていると思われる部分を強く押して、冷えるのを待ちましょう。

そして、動作確認。

無事、動作しました。
開腹作業途中でも電源を入れることは可能ですが、本体が熱くなってる状態での電源オンはやめた方がいいのかもしれません。(根拠なし)
今回は裏蓋だけの開腹となりました。
しかし、本当は表蓋、つまり液晶側を開腹するのが難しいとされています。アイロンの高熱が液晶にどんな影響を及ぼすか分からないですし、ボタンがアイロンにくっついてしまうとボタン自体に影響が出てしまう可能性があるからです。

あとは写真をひたすら撮る。

これが届いた時は、俺はヴァカだなーなんて思ったもんだ。
当時で600ドル近くしたんだもんなぁ。その時は円高だったから6万2000円くらいで買えたような記憶がある。

傷もなく非常にキレイ。

箱には「PalmVx」なんて書いてあるけれど、本体には「PalmV」としか書いてない。
筐体を作るにの間に合わなかったのかな。

緑色の電源ボタンの下には当時の「3Com」のロゴ。それなりにレア?

そして、裏面は、PalmVxと書いてある。前作のPalmVがあんまり売れなくて余ったから仕方なかく使ってるという感じが否めないなぁ。

とりあえず、以上で。


なぜこのネタを今さらかと言うと・・・