WindowsVista Ultimateを5万円も出して使用しつづけること1年半。
Vistaを使うことにメリットをまったく感じず、数年ぶりにLinux系OSに手を出すことにしてみました。
Linux自体は初めてではなく、Red Hat Linux、Vine、KondraLinux、LinuxMLD5と数々のディストリビューションを使用してきましたが、その敷居の高さに断念してきました。苦労の末にインストールが完了しても、今度はプリンターが使えないとかインターネットに接続できないとか。そういえば、まだカーネルが2.2あたりでUSBすらネイティブにサポートしていなかったっけ。
まだ若かりし頃だったので、いろいろ書籍を買って勉強してそれなりのコマンドも覚えたりしたけど、結局「Windowsならこんな苦労しなくても初めから面倒なことがない」という結論に落ち着き、それ以来、Windows98SE、WindowsME、Windows2000、WindowsXP、WindowsVistaと使いつづけるようになっていました。
今回、Linuxの中でもUbuntuを使ってみようと思ったのには、UbuntuというディストリがデスクトップOSを目指すというコンセプトがあったからです。
実際使ってみると以前のようなコマンドを打ち込むことは、ほぼなくなりました。
そこで次の項目を突破できたら、デュアルブートで使ってみようと考えました。
- ハードウェアが問題なく動く。
- Windowsで使っているソフトウェアに代替可能なものがある。
ハードウェアの動作確認
昔のLinuxはUSBが使えない、音が鳴らない、ダイヤルアップでネットにつながらない(ソフトウェアモデムがサポート対象外だった)、印刷できない、のないないづくし。
しかし、今ではUSBは自動マウント、音は鳴る、ネットはすっかりLANに取って代わり(時代の流れのおかげ)、プリンタはキャノンが純正ドライバを用意してくれています。
また、OSが使用するメモリのリソースもVistaで700MB強、XPでも300MB、Ubuntuに至っては200MB程度と抑えられているので動作もキビキビしています。
ソフトウェアの代替品
Windowsで使っているソフトは、今のLinuxだとWineというツールを使用することで、そのままLinux上で起動することができることがあります。
動作確認しているのは下記のとおり。
Office | OpenOffice.orgがかなりの再現性。問題無し。 |
松井証券 | ies4linuxでInternetExplorer6.0を利用できるので売買可能 |
Jtrim | WineでOK |
秀丸エディタ | WineでOK |
カシミール3D | WineでOK |
ID Manager | WineでOK |
BlogWriteII | xfy Blog Editor(ジャストシステムズのブログエディタ) WineはNG。 |
その他メールとかブラウザは、OSに依存しないサービスを普段から使っているのでまったく問題無し。
また、ソフトの導入はSynapticというパッケージマネージャを使うと検索するだけでほぼ何も考えずに導入することが出来るようになります。
今は、WindowsVIstaとUbuntuのデュアルブートで本格的にUbuntuに移行していません。
しかし、ハードウェアに障害がなくなり、昨今のOSに依存しないブラウザだけで機能を利用できるサービス(Googleに始まり、Photoshop Expressなども)が今後主流になっていくと思うので、WindowsだのLinuxだの考えなくてもいい時代がくるでしょう。
ハードウェアもソフトウェアも100%完璧とは言えませんが、少なくとも実用的にはなりました。
今後、Ubuntuへの完全移行も含めて検討したいと思います。
派手派手しい、Ubuntuの動画でもご覧ください。
コメント
いやー、相当ケバいOSだね。
Vistaが色褪せて見える(笑)
それにしてもようつべのavexというかglobeというか、
小室っぽいデスクトップピクチャがダメだ…
>>どしる
テーマのカスタマイズ大好き人間にはたまらない機能が満載だけど、
基本的にはデフォルトで使う派なので、ここまでケバくないよ。
FEPはちょっとバカだけど、MS-IMEよりは数倍マシ。
悪くないOSだね。