Let’snote CF-R6にWindowsXPをインストール

Windows

CF-R6をサブノートに使用しておりますが、標準搭載のWindowsVistaだとやはりマシンに負荷がかかるような気がするので、WindowsXP SP3にアップグレードしてみました。

CF-R6.jpg

事前準備

使用したもの

作業環境

普段はWindowsVista Ulitmate SP1を使用しているのですが、Virtual PC 2007にWindowsXPをインストールして、WindowsXP環境下での作業を行いました。

nLiteによるWindowsXPのカスタマイズ

nLiteの導入方法等については詳しいことがすでに公開されまくってますのでここでは省略します。Let’snote CF-R6に向けた内容だけ記録しておきます。

ドライバ統合の導入順序

ドライバを導入する順番を間違えると、WindowsXPをインストールしている途中で止まってしまったり、インストール後に不具合があることがあるそうです。
また、ドライバ等を導入する際、そのドライバまでのファイルパス(アドレス)に日本語が混じっていると導入できないなどの不具合があるそうです。

SATA_driver.jpgまず最初にSerialATAドライバの統合です。
IBMからダウンロードしたファイルをあらかじめ解凍しておきます。(フォルダはC:の直下に置きました)

つぎに画面右下の「追加」 -> 「ドライバフォルダ」 -> C:62sa01wwを選択 -> OK を押します。

ドライバ統合オプションが開きますので、「モード」のラジオボタンは「Textmode」ドライバを選択、「Textmode統合オプション」のところは「Intel(R) 82801GBM SATA AHCI Controller (Mobile ICH7M)」を選択して、OKボタンを押してください。

これでWindowsXPのインストール時にSATAのドライバが自動的に読み込まれます。

次に、チップセットドライバをインストールしてください。
あとはmodemドライバよりも先にSound関係のドライバを導入しないと音が鳴らなくなるらしいので、サウンドドライバを先に入れます。もっとも、modemドライバを使用することはないので、インストールしませんでした。

以下、導入したドライバの順番です。

プロバイダ モード タイプ バージョン パス
Intel TXT hdc 5.5.0.1035 C:62sa01ww
Intel PNP System 9.0.0.1008 C:infins_autolAll
Intel Corporation PNP Display 6.14.10.4926 C:win2k_xp14324Graphics
Panasonic PNP System 10.0.10.1 hotkey_r6t5w5y51333d060970
Sigmatel PNP MEDIA 5.10.4889.0 sound_r6t5w5y5_1333_d060001WDM
Intel PNP net 11.5.1.15 11.5.1.2_X_DRIVERSDiskXPDriversx32
Realtek Smiconductor Corp. PNP Net 5.641.0209.2006 lan_r6t5w5y5_1333_d060140
Synaptics PNP HIDclass 7.12.4.0 mouse_r6t5w5y5_1333_d040785
Panasonic PNP System 1.0.1200.0 newmisc_r6t5w5y5_1333_d070393

コンポーネントの削除

コンポーネントを削除することによってOSの軽量化を図ることが出来ますが、その反面必要なものまで誤って削除してしまう恐れもあり、慎重に作業してください。以下は私の環境における削除した項目です。

  • アプリケーション
    アクセシビリティの設定、クリップブックビューワ、インターネットゲーム、ゲーム、ピンボール、ブリーフケース、ペイント
  • オペレーティングシステムの設定
    Blaster/Nachi除去ツール、ツアー、ファイルと転送のウィザード、ワトソン博士、検索アシスタント
  • サービス
    Alerter、Fax service、Error Reporting、IMAPI CD-Burning COM Service、Index Service
  • ドライバ
    IMB PS/2 Track Point、IMB Thinkpad、ISDN、Sonyジョグダイアル、シリアルペンタブレット
  • ネットワーク
    H323 MSP、IP会議、MSN Explorer、NetMeeting、Windows Messenger、コミュニケーションツール、フロントページ拡張
  • ハードウェアサポート
    CPU AMD、IomegaZIPドライブ、Sonyメモリースティック、スマートカード、ファイアーワイヤー(1394)サポート
  • マルチメディア
    AOL ARTイメージ形式のサポート、Media Center、タブレットPC、マウスカーソル、ムービーメーカー、旧式CDプレイヤーとサウンドレコーダー
  • 言語
    Korean、Simplfield Chinese、Western Europe and United States以外すべて削除
  • ディレクトリ
    すべて削除

もっと削除できると思いますが、何度も失敗してしまったのでほどほどの削除にとどめておきました。

その他

無人インストールの設定などは、お好みで設定してください。
最終的にISOファイルを作成したところ、518MBになりました。

カスタマイズしたWindowsXPのインストール以降

内蔵のハードディスク内には、WindowsVista用のリカバリ領域が10GBほどありますが、これは削除しました。
WIndows98あたりの起動ディスクを使うか、グラフィカルにパーティションを管理したい場合は、Gpartedあたりで操作してください。また、WindowsXPのインストール時にパーティションを全削除するのも手です。

WindowsXP SP3のインストール後に下記のファイルをインストールしました。併せてインストールしなかったファイルも備忘録として残しておきます。

  • ドライバ類でインストールしたもの
    Intel(R) Extended Thermal Model ドライバー(事前の統合忘れ)
    Matrix storage Manager ドライバー
    TPM ドライバー(事前の統合忘れ)
  • アプリケーションでインストールしたもの
    Hotkey設定 アプリケーション
    Panasonic Common Componentsアプリケーション
    USB省電力設定変更ユーティリティアプリケーション
    エコノミーモード(ECO)切り替えユーティリティ アプリケーション
    セレクティブサスペンドモード変更ユーティリティ アプリケーション
    ネットセレクター アプリケーション
    バッテリー残量補正 アプリケーション
    ホイールパッド ユーティリティアプリケーション
    ワイヤレススイッチ ユーティリティアプリケーション
    CPU省電力設定 アプリケーション
    DMIビューアー アプリケーション
    Hotkey Appendix アプリケーション
    省電力設定 ユーティリティアプリケーション
  • アプリケーションでインストールしなかったもの
    NumLockお知らせ アプリケーション
    USB K/Bヘルパー アプリケーション
    USB マウスヘルパー アプリケーション
    ズームビューアー アプリケーション
    セキュリティ設定ユーティリティ アプリケーション
    ワイヤレス投光用アプリケーション
    フォントサイズ拡大 アプリケーション
    SDユーティリティ アプリケーション

インストール後の雑感

CF-R6_monitor.JPG

メリット

  • インストール後、WindowsVistaよりもリソースが400MBほど減りました。(700MB -> 300MB)
    1.5GBのメモリを搭載していますが、とりあえずページングファイルは解除しました。
  • キーボードの発熱問題が解消された気がする。
    Vistaでは異常ともいえる熱さだったけど、そこまで熱くなってはいない。また、太ももの上でも操作ができる。

デメリット

  • 画面がちらつくことがある。
    ドライバが悪さをしているのかと思い、一つ古いドライバに入れ替えましたが変化がないのでハード的な問題かもしれません。保証が切れる前に一度、メンテナンスに出したいと思います。

参考にさせていただいたサイト

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コメント

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