Windows7のインストールを実施して、結局のところ1日もしないうちに削除してしまいました。
512MBのメモリでも使えなくはないけれど、WindowsXPの方が良いという結論に至りました。
今回はnLiteを使ってWindowsXPから不要なコンポーネントやサービスを停止して、mbookにふさわしい軽量WindowsXPを作ってみました。
2009/12/10追記
この設定でインストールディスクを作成し、何度かOSの再インストールをしてみると以下のような不具合がありました。
- インストール直後にライセンス認証を実施して通過しているにもかかわらず、http://www.microsoft.com/genuine/default.aspx へアクセスしライセンス認証を実行すると、ライセンスがないと表示されてしまう。
「ファイル名を指定して実行」で「C:\WINDOWS\system32\oobe\msoobe.exe /a」でもだめでした。 - microSDホストコントローラにドライバが当てられているにもかかわらず、microSDカードを差し込むとドライバのインストールウィザードが始まってしまう。
デバイスマネージャで確認すると「SD Memory Card」の横に「!」表示されていて使えない。
改めて作成しなおしたところ動いているので、再投稿。
※赤の打ち消し線と太字が直したところ。
必要なものを揃える
使ったものは下記のもの。
- nLite 1.4.9.1
- WinodwsXP Professional ServicePack3
無印版やSP2版をお持ちの方はSP+ メーカーなどを使ってあらかじめSP3にアップグレードしておくと便利です。 - K3b
これはUbuntuでISOイメージをCD-RWに書き込むためのソフトです。Windowsな方はDeepBurnerというフリーソフトがあるので、それを使ってみてください。
あと、作業させた環境ですが、WindowsXP Professional SP3をVMware Player 3.0上で稼働させています。
作業方法
具体的な作業の流れは、マッド・ラデオン・ブラザーズのnLiteのガイドページを参照してください。(手抜き)
Hotfixの、アドオン、サービスパックの統合
当初、これを片っ端から実行したものでインストールしてみると、エラーメッセージが出て起動しませんでした。
原因はHotfixの統合順序など細かいものがあるそうです。
また、統合するならnLiteではなく、SP+メーカーで統合した方が良いとも書いてありましたのでおすすめしません。
ドライバの統合
プロバイダ | モード | タイプ | バージョン | パス |
Intel | PNP | System | 8.6.0.1002 | C:\chipset\ALL |
Intel Corporation | PNP | Display | 10.1.0.1418 | C:\Audio\WDM |
Realtek Semiconductor | PNP | MEDIA | 5.10.0.5772 | C:\IEGD_10_1_Windows\Driver |
Marvell Semiconductor | PNP | Net | 8.75.706.710 | C:\WiressLAN |
ドライバを読み込む際はファイルではなく、フォルダから選んでください。
チップセットドライバはあらかじめ解凍しておいてください。
chipset.exeを解凍すればOKです。
解凍するために私はExplzhを使用しました。
ディスプレイドライバはIEGDで作成したものです。
こちらの記事をご覧ください。
この中で無線LANドライバは自動でインストールされませんでした。
ハードキーを押さないと無線LANが稼働しないので、その押すタイミングだと思います。
OSのインストールのあとに無線LANを作動させてドライバをインストールさせれば問題はありません。
タッチパネルドライバはインストールされますが、結局キャリブレーションを行うソフトが入っていないとどうしようもないので、これもあとからインストールしても良いかと思います。
不要コンポーネントの削除
- アプリケーション
アクセシビリティの設定
インターネットゲーム
クリップブック ビューア
ゲーム
スクリーン セーバー
ピンボール
ブリーフケース
文字コード表 - オペレーティングシステムの設定
Blaster/Nachi 除去ツール
Extensible Storage Engine (Esent97)
Help and Support
IExpress Wizard
MS Agent
Out of Box Experience (OOBE)(これがライセンス認証と関係あったのかな)
ウェブビュー
シェルメディアハンドラ
シンボリックデバッガ (NTSD)
ツアー
ドキュメントテンプレート
ディスクのクリーンアップ
デスクトップクリーンアップウィザード
ファイルと設定の転送ウィザード
ユーザーアカウントの画像
ワトソン博士
外字エディタ
監査のリソース DLL
検索アシスタント - キーボード
United Stats -Internationalキーボード以外全部削除 - サービス
Alerter
Application Layer Gateway
Automatic Updates
Distributed Link Tracking Client
Error Reporting
Fax Service
IMAPI CD-Burning COM Service
Internet Authentication (IAS)
IPSEC Policy Agent
Messenger
Network DDE
QoS RSVP
Quality of Service (QoS)
Remote Registry
Service Advertising Protocol
Simple TCP/IP Services
TCP/IP NetBIOS Helper
Telnet
WebClient - ドライバ
IBM PS/2 TrackPoint
IBM Thinkpad
ISDN
Logitech WingMan
Microsoft SideWinder
Multifunctional
Sony ジョグダイアル
カメラとビデオカメラ
シリアルペン タブレット
スキャナ
ディスプレイアダプタ
ディスプレイアダプタ(旧式)
テープドライバ
ポータブルオーディオ
東芝 DVD デコーダカード - ネットワーク
Comtrol テスト ターミナルプログラム
H323 MSP
MSMail と MAPI
MSN Explorer
NetMeeting
NetWare ネットワーク クライアント
NWLink IPX/SPX/NetBIOS プロトコル
Outlook Express
Peer-to-Peer
TCP/IP Version 6
Web フォルダ
WindowsMessenger
インターネット インフォメーション サービス(IIS)
インターネット接続ウィザード
コミュニケーションツール
フロントページ拡張 - ハードウェアサポート
Brother デバイス
CPU AMD
CPU Transmeta Crusoe
Firewire Network サポート
Gravis Digital GamePort
Iomega ZIP ドライブ
Sony メモリースティック
Teletext コーデック
Windows CE USB ホスト
ジョイスティックのサポート
スマートカード
マルチポート シリアルアダプタ - マルチメディア
AOL ART イメージ形式のサポート
Luna デスクトップテーマ
Music サンプル
スピーチのサポート
タブレット PC
マウスカーソル
ムービーメーカー
画像と背景 - 言語
Korean、Simplfield Chinese、Western Europe and United States以外すべて削除 - ディレクトリ
全部削除
無人インストール
- 全般
ここではプロダクトキーのみ - 地域
ロケール:Japanese
キーボード:United Stats -International →日本語(MS-IME2002)
言語グループ:japanese - ディスプレイ
画面の色:32ビット
画面の解像度:1024×600
リフレッシュレート:60Hz
これでできあがり。
できあがったISOファイルは593MB程度。100MBくらいダイエットできたかな。
mbookへインストール
ISOファイルをCD-RWに焼き込み、CD-ROMブート。
インストール自体は30分程度で終了しました。
インストール後にやること
キー配列の変更
キーボードの設定をいくら英語キーボードにしても、@が打てないなどキー配列がおかしい。
これを解消するには「Windowsで英語キーボードを使えるようにする (BLOG) | RED-MOUNT.COM:」に対処法を示してくれています。
3.レジストリエディタが起動するので、下記2つの値をそれぞれ変更する
- /HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/i8042prt/Parameters/LayerDriver JPN
- /HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/Keyboard Layouts/E0010411/Layout File
LayerDriver JPNの方は、値が「KBD106.DLL」になっているはずなので「KBD101.DLL」に変更。
Layout Fileの方は、値が「KBDJPN.DLL」になっているはずなので、「KBDUS.DLL」に変更。
これでOKです。
タッチパネルドライバのインストール
microSDHCカードにタッチパネルのドライバを保存してありますので、そこからインストールしました。エクスプローラを起動するショートカットはWindowsキー+「e」です。
WindowsUpadteを実施
SP+メーカーでHotfixを統合しておけばよかったと思うくらいの量です。
統合してしまうとCD-RWに入り切らなくなったから統合しなかっただけです。
起動直後の状態
ページングファイルの使用量が149MB!素晴らしい!
さくさく動いて最高です。
参考にしたページ
コメント
Hotfixの、アドオン、サービスパックの統合の部分についての質問なのですが、成功した時はどのような統合順序でしたか?
出来れば教えて頂きたいのですが…
初めまして。
Hotfix等の統合についてはブログに書いてあるとおり、統合したものでインストールを試みると失敗に終わりました。
確かインストールの途中で失敗したような。
他のサイトではSP+メーカーなどでHotfixなどを統合したWindowsXPを作ってから、nLiteで軽量化を図った方が良いとありましたが、試してはいません。
参考にならなくてスミマセン。。
返信遅くなってすみません…
有益な情報ありがとうございました。