奥鬼怒・根名草山へ

久々に温泉旅館付きの登山を。

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9月22日
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本来なら浅草から出ている東武鉄道のスペーシア号が新宿から出ているというので、ちょっと遠回りになるものの新宿から乗車。金曜の朝だというのに禁煙席は取れず、喫煙席になってしまう。しかも、浅草から乗る料金の倍近くもかかってしまい、もったいない気がする。

2時間近く電車に揺られる。
いつもは車で行く登山がほとんどだけれど、久々の電車を使っての登山は、電車の乗り換えが面倒だけれど、車窓からの風景を楽しんだり出来るので、まぁいいかな、とも思った。

鬼怒川温泉から今度は市営のバスに乗り換える。1500円の前売り券を大人二人分購入し、1日4本しか出ていない女夫淵温泉行きのバスに乗り込む。

バスは途中、お土産屋さんで10分の休憩を取る。何せ1時間30分もバスに揺られるのだから、お年寄りには必要な休憩だ。
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妻は横で完全に寝ているものの、自分はまったく眠ることが出来ずそのまま終着駅・女夫淵温泉に到着。市営バスに乗っていた乗客のうち自分以外は全員、加仁湯もしくは八丁の湯が出しているマイクロバスに乗り込み、そのまま発車してしまった。手白澤温泉の宿泊者は、マイクロバスには乗ることが出来ず、2時間の行程を歩かなければならない。

登山靴に履き替え、出発。15時から歩き出すと、手白澤温泉にはコースタイム的には2時間半を歩かなければならないようになっている。

歩き始めてすぐに、研究用の遊歩道が崩落か何かで通行止めになっており、仮設遊歩道を歩くように指示している看板に出くわす。仕方なく車道→仮設遊歩道→遊歩道の道をたどる。道は川沿いをひたすら進む。

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歩き始めて1時間半で可仁湯に到着。加仁湯前で空腹を満たすために事前に買ってあったサンドイッチを食べていると、可仁湯の主らしき人から手白澤温泉への行き方を親切にも教えてもらった。「あと1時間は歩くよ」という言葉は全く信じない。

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そして歩くこと30分で今回の宿泊地である手白澤温泉に到着。ひっそりとした山奥にある割には、すごくきれいな建物に驚きつつ、やはり完全予約制の宿だなぁと感心。中にはいるとすぐに主から、宿泊する部屋を案内してもらう。

部屋はすごく広く、きれいだ。部屋にはテレビがないので手白澤温泉は「旅館」ではなく「簡易宿泊施設」扱いなのかな、と思った。(テレビの有無が線引きの一つらしい。)

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温泉は、源泉掛け流し。手白澤温泉は、部屋数が6室しかないので、当然宿泊者も少ない。それゆえ、温泉もほとんど独り占めのような状態になる。

汗を流すとすぐに夕食の時間。手白澤温泉の料理は、西洋とも和風とも言えないコース料理が有名らしい。大きな一枚皿にのせられた鹿刺がくせもなく、おいしい。他にもぞくぞくと料理が出てくるので、夫婦二人でビール瓶2本、ワインのフルボトルを1本開けてしまった・・・。

9月23日

翌朝、6時ちょっと前に起床。すぐに朝風呂に入るため、風呂場へ向かう。先客が2人いたので、内湯だけで我慢した。
天気は晴れ、気温はかなり肌寒い。
7時出発の予定なのですぐに朝食と登山の準備をする。手白澤温泉の朝食は当然食べられないので、弁当を前夜のうちに用意してもらう。

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予定を10分ほど過ぎて、出発。
登山口は、昨日歩いた道を少し戻ったところにある。地図上では「急登」と書かれているように、登り始めからかなり登りごたえのある山道。

クマザサと樹林帯の道をひたすら登り、とにかく高度を稼ぐ。
体調も良いので、頂上を目指すモチベーションも相当良い。

1時間も歩くと、最初の目標地点である「分岐」に到着。
軽く水分補給と汗をぬぐい、すぐに出発。ウチラ夫婦はとにかく休憩は取らない。取っても、3分も取らないし、絶対に座ることはない。その方が登山を中断してしまうことはないし、筋肉に疲労感が残らないような気がする。

 

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分岐からは、尾根道+巻き道。途中、「ガレ場に注意」という地図上の記載も、実際のものを見ると大したことはない。頭上からの落石と自分の滑落に注意してガレ場3ヶ所を通過。

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分岐からおよそ1時間30分。急に頂上らしきものが見えた。ただ、だいたいいつものパターンだと登り切った後、見えなかった頂上がまた姿を現して疲労感が増したりするのだけれど、登り切ったら頂上だったので、なんだかあっけなかった。

頂上では、珍しく20分ほど食事休憩を取る。頂上は西側の景色は樹林で見えないものの、東側には男体山、女峰山など有名どころの特徴的な山容を見せてくれた。
そして、あとから来た宇都宮在住の方から、この先の道についてアドバイスをもらう。

頂上での小休止の後、尾根道を金精峠方向へ進める。
念仏平避難小屋までの道のりは、開けた尾根道と樹林帯の繰り返しのよう感じで、景色も楽しめてのんびりとした登山ができた。

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1時間30分ほど歩き、念仏平避難小屋に到着。中を見ると、二階建てになっているものの、作りはかなり古く隙間も多い。冬山での使用はちょっと無理だ。もし使うとなれば、避難小屋の中でテントを張り、風よけに使うほかない。一応、毛布が2、3枚、なぜかシュラフが置いてあった。

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念仏平避難小屋から先へ余裕の感じで歩いていると温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)に近づくにつれ、クマザサが背を高くし始めた。170?弱ある自分の身長を軽々超えてしまうクマザサもあり、それらが登山道を完全に隠してしまっている。よく見ればクマザサの所々にビニールテープで目印が付いているので昼間なら問題はない。夕方近くや荒天の時は見づらく、注意が必要だ。

クマザサ地獄の道を20分ほど歩くとようやく解放され、それと同時に温泉ヶ岳への登山口が急に現れる。
地図では「往復15分」の文字があるものの、クマザサ地獄で疲れてしまった。それでも、とりあえず行っておくか、という気持ちで登り始める。

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登ってみると景色は確かに良い。周囲は360度見渡すことが出来る。
しかし、疲れているのですぐに下山。

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温泉ヶ岳から金精峠までは、金精道路を通るバイクの爆音が聞こえてくるので、終わりが近づいているのが分かる。
このあたりから手の骨折からまだ完治していない妻のスピードが落ちる。
まぁ、時間もあるし、のんびりと。

金精峠に着けば、あとは金精道路への下山道を歩く。
旧道は崩落か何かで使えなくなっており、無理して作ったと思われる木のハシゴで出来た新道を通る。妻にはきつそうだった。

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そして、下山。
しかし、ここからバス停がある湯元まではアスファルトの金精道路を歩くほかない。
ゆっくりと湯元までの道を歩き、1時間ほどで湯元に到着。

湯元では、観光案内所のおじいさんに教わった「五織の湯」に入る。
900円にしては、ちょっとイマイチ。

入浴後は、バス乗り東武日光へ。1600円ちょっと位だった。東武日光からは浅草行きの「スペーシアきぬ」に乗り、帰宅の途についた。

 

■コースタイム
9/22 女夫淵温泉2:00手白澤温泉
9/23 手白澤温泉1:10分岐1:40根名草山0:45念仏平避難小屋0:45温泉ヶ岳登山口0:08温泉ヶ岳0:50金精峠0:40下山1:10湯元

■費用
・新宿?鬼怒川温泉 スペーシアきぬがわ 一人 3890円
・東武日光?浅草 スペーシアきぬ 一人 2320円
・鬼怒川温泉?女夫淵 一人1500円
・湯元?東武日光 1600円くらい

■リンク
手白澤温泉

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