[Xperia Z5 Compact]android6.0.1へアップデート

Android OS

週末のお休みと6.0.1の配信がちょうどいい感じにマッチしたので、アップデート。
一ヶ月ぶりの記事になっちゃったなぁ。

z5c-android-update

STAMINAモードの復活

今回のアップデートで楽しみなのは「STAMINAモード」の復活です。
Nexus 6Pと比べて、バッテリーの持ち具合が悪いこと。
この画面では、まったくバッテリーの持ち具合の悪さは伝わりませんが、就寝中の6時間程度の間に、5%以上は必ず消費しています。
battery-mix-z5c

ここからは、無理やりStock Kernelを使う記録です。

正直言って、非常に面倒だったので、SONY純正のkernel設定にこだわらなければ、AndroPlusさんのkernelを使わせて頂いたほうが、数百倍簡単にroot化出来ます。

ftfファイルの作成

E5823向けのアップデートは配信されているものの、すべての地域で配信が開始しているわけではありません。
6/4時点で、オーストラリア、アイルランド、イタリア、ロシア、シンガポールが確認できました。
とりあえず、シンガポール版をダウンロードしてみました。
z5c_xperia-firm

Flashtoolでささっと、ftfファイルを作成して、焼いてみました。
Flashtoolは最新の「0.9.22.2」、Linux版を使っています。
一応、フルワイプで。
(多分、ですが、WipeのところでUSERDATA以外をwipeすると内部ストレージの容量が少なくなってしまう気がします。実際、全てにチェックを入れたら、8GBになってしましました。)
z5c-flashtool-flash-wipe

z5c-flashtool-flashing

問題なく終了。
z5c-flash-finished

kernelをrepackする。

flashtoolでftfファイルを焼いているうちに、kernelをrepackしてしまいます。

過去の記事を参照に、作り直しました。
今回のandroid6.0.1へアップデートに伴い、rootkernelツールもバージョンが4.51にアップデートされています。

ツールの構成は変わっているようですが、使い方に違いはありません。
特に問題なく終了しました。
repack-finished

こんなことをしているうちに、Flashtoolでの作業も終わったようですので、このままbootイメージを焼いてしまいます。
fastboot-kernel-flash

無事に起動しました。

このままじゃ使えない。〜SELinux〜

無事に起動もしたし、問題ないなぁと思っていたらTitanium Backupでリストア出来なかったり、LMT Launcherが機能しなかったりと、おかしなことが起きてしまいました。

原因を突き止めるのに、半日かかってしまいました。

結論から言うと、SELinuxが「Enforcing」になっていたことが原因のようです。

これを回避するにはkernelをビルドする時点で、permissiveなり、disableにしないとダメなようです。

SELinuxの状態を確認するには、「adb shell」から「getenfoce」コマンドを使って確認出来ます。

$ adb shell
$ su
root@E5823:/ # getenforce
Enforcing

これを回避しなければ、せっかくrootを取った意味がありません。

SELinuxを”setenforce”コマンドから「Permissive」にする

コマンドからPermissiveに変更する方法です。
残念なのは端末を再起動すると、元のEnforcingに戻ってしまうことです。

「Titanium Backup」でリストア出来たら後はセキュアなandroidに戻したい!」という方にはおすすめです。

使うコマンドは「setenforce」です。
setenforce 0でPermissiveに、setenforce 1でEnforcingになります。

$ adb shell
$ su
root@E5823:/ # setenforce 0 
root@E5823:/ # getenforce
Permissive

setenforce 1でEnforcingに戻してみる。

root@E5823:/ # setenforce 1 
root@E5823:/ # getenforce 
Enforcing

こんな感じです。
z5c-selinux-setenforcing

再起動のたびにEnforcingに戻るのは面倒

いろいろ簡単なやり方を探ってみましたが、結局、これが一番安上がりかなと。

古いツールですが、シンプルで一番使いやすい。

[Add script]をタッチして、コマンドを入れるだけです。
こんな感じにしてみました。
Screenshot_20160605-145422

実行してみます。
Screenshot_20160605-151614

これでrootの許可を求める画面が出てきたらオッケー。
Screenshot_20160605-145434

これをウィジットでショートカットを作っとけばオッケーでしょう。

init.dに登録して、boot時に実行するアプリもあったのですが、有料でないと機能しないようで、やめました。

起動直後が「Enforcing」でしたが、
Screenshot_20160605-151155

「Permissive」になっていることを確認。
Screenshot_20160605-151240

ふぅ。
無事にオリジナルkernelでroot化できるようになりました。

z5c-system-info

STAMINAモード

今までのSTAMINAモードの方がいいなぁー。
これだとandroid標準のDozeモードが最初に有効になっているって感じ。
もちろん、STAMINAモードを常に有効にできるけど、Gmailとかの通知はきちんと来るのでしょうか。

ノーマル状態
Screenshot_20160605-152402

Gmailとかを除外。
Screenshot_20160605-152439

電池残量が急激に伸びた。
Screenshot_20160605-152503

さて、どうなるか楽しみです。

余談ですが・・・Xperia X Performance

一応、買うつもりです。
ただ、また発熱とか嫌だなぁーと思っています。
防水機能がついていれば、Xperia X無印でも良かった。

重さは165gと、ちょっと重すぎですが、docomoショップでホットモックやらコールドモックを触った限りですとあまり重さは感じませんでした。

予約はしておきました。eXpansysです。
十年来使っていた1shopmobileは、もう使いたくないです・・・。
xperia-x-reserve2

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

  1. zalman より:

    こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いてます。
    こちらもFlashtoolにて最新ビルドをフルワイプで焼きましたがストレージ容量は合計32GBのままでした。環境によりけりなのでしょうか?

  2. boolee より:

    こんにちはー。
    原因を突き止めようとしてみましたが、理由は分からずじまいでした。
    FTFを焼いていて、何度かこういう目に遭ったことがあるので、使い方が悪いんだと思います^^;

    それにしてもandroid6.0.1にしてもあまり、バッテリーの消費が改善しません。Nexus 6Pとは比べものになりません。とほほ。

  3. zalman より:

    こんにちは。返信ありがとうございます。
    やはり環境によりけりなのでしょうかね…当方は一度も再現出来ずでした…

    こちらも、アップデート後の電池持ちは確かにそこまで変わらずまた以前のSTAMINAモードの方が(設定的にも)良かったなぁと感じる次第でございます。
    これからも楽しい記事を楽しみに待ってます。