[Xperia Z3 Compact]android5.1.1 23.4.A.0.546へアップグレード

Android OS

android5.1.1が公開されましたね。

Screenshot_2015-07-25-18-15-15.resized

 

当然ですがPC Companionなど期待していないので、Xperia Firmからftfファイルを作成してからのアップグレードです。

ftfファイルを作る。

ftfファイルの作り方は省きますが、自分は最新版ではなく

  • FlashTool ver0.9.18.4
  • Xpreria Firm ver4.7.3

を使いました。
今はFlashtoolにXperia Firmが統合されたようですが、Flashtoolをダウンロードするのに時間がかかるのでつい億劫になっています。

Xperia Firm上でファームウェアをチェックすると、アジア版のD58XX系のZ3 Compaactにも23.4.A.0.546が降り始めています。
Screenshot from 2015-07-25 11:45:15

端末自体は香港版を購入したと思いますが、今回は台湾版をダウンロードしてみます。
Screenshot from 2015-07-25 11:47:31

ダウンロードが完了したらFlashToolでftfファイルを作成。
Screenshot from 2015-07-25 11:49:41

さっそくFlash。
Screenshot from 2015-07-25 11:52:13

焼くのにだいたい10分くらいかかりました。
systemファイルを焼き始めるとしばらく固まったように見えたので、何度も焼き直してしまいました。

いつも気になる問題点

アップグレードやアップデートをする度に思うのが、これ。

  • リカバリ入りカスタムkernelはあるの?
  • DRMキーの復活はできるの?
  • ric対策は?
  • Xposedは使えるの?
  • microSDカードへの書き込みはできるの?

ということです。
答えはXDAを参考にしながら。

リカバリ入りカスタムkernelはあるの?

仕事が早いですねぇ。助かります。
もうありました。

いつものようにfastboot flash boot boot.imgな呪文を唱えれば、TWRPが起動できます。
Screenshot from 2015-07-25 15:38:37

 

DRMキーの復活はできるの?

bootloaderをアンロックしている人限定の問題です。

結論から言えば、失われた機能は復活できました。
確認したのは暗所撮影時のノイズ問題だけですが。

手順は過去に記事にしたやり方と同じです。
同じことを2回繰り返すので、結構面倒でした。
カスタムリカバリは上記のAdvanced Stock Kernelを使いました。

DRMキーを復活させるZIPファイルも同じです。

撮影時の光の加減が違うので純粋な比較はできませんが、明らかにノイズが減っていますね。

BEFORE
before_noize_fu

AFTER
after_clear_fu

 

ric対策は?

flashableなzipはことごとく撃沈しました。
XDAを読んでいたら、SGP621(Xperia Z3 Tablet Compact)のバッチファイルを実行すればいいみたい。

こちらから「SGP621-RICDefeat.zip」をダウンロードして、adb接続で実行するだけです。
最後の方になんかエラー?が出ていますが、問題ありませんでした。
Screenshot from 2015-07-25 15:55:16

 

Xposedは使えるの?

次のリンクから「xposed-v67-sdk22-arm.zip」を焼けば使用できます。

自分が使いたいXposed Moduleは大丈夫そうです。
ナビゲーションバーのボタンを追加することが出来ました。

Screenshot_2015-07-25-18-14-57.resized

 

microSDカードへの書き込みはできるの?

やはり、microSDカードへの書き込みは、一部アプリケーション以外ではできなさそうです。
少なくとも、TitaniumBackupではバックアップフォルダとして、microSDカード上のフォルダを指定できても書き込みができませんでした。
Screenshot_2015-07-25-14-42-39.resized

kitkatの時と同じように

/system/etc/permissions/platform.xmlの修正が必要です。
赤字部分を追記すればオッケーです。

<permission name=”android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE” >
<group gid=”sdcard_r” />
<group gid=”sdcard_rw” />
</permission>

<permission name=”android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE” >
<group gid=”sdcard_r” />
<group gid=”sdcard_rw” />
<group gid=”media_rw” />
</permission>

Screenshot_2015-07-25-14-44-41.resized

 

 

今回のアップデートで何が変わったかは、こちらの動画を見ると良いと思います。

 

余談

全然関係ないですが、TWRP経由で内部ストレージにアクセスした際、/Pictures/Screenshotsディレクトリ名を変更しました。。
その後、TWRPでスクリーンショットを取っていたのですが、androidを起動させた後、電源+ボリュームダウンでスクリーンショットが取れなくなってしまいました。

「スクリーンショット保存不可」
DSC_0021_resize

ric対策が悪いのかとか、Xposedが悪いのかとか、原因解明のために4回ほど今回の作業を繰り返してしまいました。
何度、FlashToolで全焼きを繰り返したんだろう・・・。

原因がはっきりしたわけではないですが、TWRPがScreenshotsというディレクトリを作ってしまったので、そのOwnerがTWRPとなってしまったと。
TWRP上からはScreenshotsというディレクトリは見えてもAndroid上では見えないから、多分、そういうことだと思います。邪推ですが。

結局、TWRP上でPicturesディレクトリごと削除して、Android上で改めてスクリーンショットを撮ったら、無事に保存することが出来るようになりました。

いい勉強になりましたが、疲れました。
便利だと思ったことも、適当に扱うとかえって面倒な羽目になるんですね。

 

 

 

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