[Xperia Z3 Compact]bootloaderアンロックで失われた機能を復活させる。その2

Android OS

結論から言えば、成功したように思えます。

Screenshot from 2014-12-22 11:26:39

 

【2015/03/28】
手順に一部誤りがあったので修正。

XDAでも徐々に成功例が出始めてきたので、もう一度トライしてみました。

前回の記事。

XDAを読んでいると、やり方をちょっと変えたら成功したようですね。成功したのはZ3とありましたが、自分はとりあえずZ3 Compactで実験。
XDAのフォーラムはこちら。

XDAをお読みになると分かると思いますが、XDAに実験結果をポストしてあります。

必要なもの、環境

  • ビルド番号は「23.0.A.2.93」
  • bootloaderはアンロック済み、AndroPlusKernelをインストール済み。
  • fastbootが使える環境
  • Flashtoolを使える環境
  • 23.0.A.2.93のftfファイル。
    今回使用したものは、PC Companionから自前生成したものです。
  • XDAのフォーラムから「DRM Restore for Xperia by EXRxYKG.zip」をダウンロードして、microSDカードに入れておく。
  • AndroPlusKernelをダウンロードしておく。
  • 試したデスクトップ環境はUbuntu 14.10+ThinkPad X240sです。
    Windows8.1でも成功したので、デスクトップ環境の違いは特にないと思います。

作業の流れ

XDAに書いてあるまんまです。

  1. Flashtoolで23.0.A.2.93のftfを焼く
  2. Flashtoolでbootloaderをリロックする
  3. Flashtoolでもう一度、23.0.A.2.93のftfを焼く
  4. Flashtoolでbootloaderをアンロックする
  5. fastbootモードでAndroPlusKernelを焼く
  6. カスタムリカバリであるTWRPから「DRM Restore for Xperia by EXRxYKG.zip」をインストール

これだけです。
なぜ最新のftfを焼かないかというと、まだftfファイルを作っていないから、という理由だけです・・・。
旅先でこの記事を書いているので、1GBもあるアップデートファイルをiijmioでダウンロードしたくない・・・。

では、レッツとらい。

1.Flashtoolで23.0.A.2.93のftfを焼く

XDAの記事の手順ではこれが載っていませんが、そのあとの補足で最初に焼いたとか書いてあったのでそのまんま。
BASEBANDを焼かないのは、プラスエリア化しているからです。
それ以外はすべて焼いたりワイプしたりしてます。
Screenshot from 2014-12-22 09:38:25

 

2.Flashtoolでbootloaderをリロックする

一度、Flashtoolを終了させて再度起動させました。
そうでないと端末を認識してくれませんでした。
Flashtoolの「BLU」と書かれたボタンを押してFlashmodeで接続すればオッケーです。
Screenshot from 2014-12-22 09:49:30

3.Flashtoolでもう一度、23.0.A.2.93のftfを焼く

面倒ですが、もう一度、同じ23.0.A.2.93のftfを焼きます。
Screenshot from 2014-12-22 09:47:38

4.Flashtoolでbootloaderをアンロックする

やり方は、2番と同じ要領で、アンロックできます。

5.fastbootモードでAndroPlusKernelを焼く

カスタムリカバリ入りのboot.imgなら何でも良いと思いますが、AndroPlusさんが作成してくださっている「AndroPlusKernel」がおすすめです。
自分のビルド番号に合ったものをダウンロードして解凍しておきましょう。

スクリーンショットを撮り忘れてしまいましたが、呪文を唱えます。

fastboot flash boot boot.img

6.カスタムリカバリであるTWRPから「DRM Restore for Xperia by EXRxYKG.zip」をインストール

特に説明はいりませんね。
リカバリはCWMでもTWRPでもどっちでも良いと思います。個人の好みです。
DSC_0026.resized
Z3で撮影しましたが、ノイズだらだら。

あとは再起動させれば作業としては終わりです。

実験結果

比較用に写真を。
せっかくなのでXDAにアップしたものとは違う角度の写真にします。
東京・奥多摩にある御岳神社を撮影したものです。

まずは画面設定で「OFF」の写真を。
解像度だけ変えました。
Screenshot_1970-04-18-21-09-46.resized

次に「X-Reality」を有効にしたもの
Screenshot_1970-04-18-21-10-07.resized

最後に「ダイナミックモード」
Screenshot_1970-04-18-21-10-25.resized

違いが分からねぇw
ということで、比較用gifアニメを作ってみました。
display-function-comparison

どうでしょうか。
色の違いが出ましたね。

次に低照度撮影時のノイズ除去機能ですが、これも多分、成功したと思います。
「多分」というのは、撮影前後で部屋の中に陽の光が当たり始めてしまったので、環境が変わってしまいました。なので、「多分」としました。

復活前の状態。
01_before.resized

復活後
02_after_DSC_0003.resized

これだけだと、違いが分からないと思いますので、拡大したものを。
同じ写真を比較するならXDAに上げたものの方が見やすいです。
XDAだと連続して写真を見られます。

比較用に分かりやすいところを切り抜いてみました。

まずは、改造前。
赤っぽいノイズが入っていますよね。
01_before_noise_pickup

改造後
赤っぽいところはなくなりました。
02_after_DSC_0003_noise_reduce

ただし、この比較は同じ環境下で撮影したものではないので、完全に復活したとは言い切れません。
個人的には、すげー嬉しいですが。

暇になったら、Z3でも試してみたいと思いますが、多分成功すると思います。

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コメント

  1. MEM より:

    こんばんは。TAパーティションについて全然知らずにbootloaderをアンロックして痛い目を見ている者です・・・
    機種はブラジル版Z2 (D6543)。デジタルテレビ(ワンセグかフルセグか分かりません・・・)搭載でいい感じななんですが、先日ちょっとした勘違いでbootloaderをアンロックしてしまい、どうもカメラの画質が悪くなったような気がします。後からDRMキーの消失に起因していることを知って唖然としていたところにこの記事を拝見しました。

    事後報告で本当に申し訳ありませんが、優秀な記事で私をはじめ、他の方の役に立つと思い、ブラジルのGoogle+ Z1, Z2, Z3コミュニティで紹介させていただきました。
    もし、記事URLのリンク等お気に召さなければすぐにコミュニティ内の私のコメントを削除致します。

  2. boolee より:

    こんにちは。
    また珍しい機種をお持ちですねぇ。
    同じようなことをすでにXDAで投稿してしまっているので、全然問題ないですよ〜。

  3. jiqee より:

    初めまして。TAバックアップを取らずにC6833のbootloaderをアンロックしてしまったのですが、3の時点でUnrootになってしまい、カスタムリカバリが導入できずにいます。C6833 5.x対応のカーネルが存在せず、DooMkernelというのを無理矢理入れた所bootloopに陥ってしまいました。
    4.4でrootを取りカスタムリカバリを導入し、5.0用のprerooted.zipを焼いたのちDRM Restoreのzipを焼いても効果はあるのでしょうか?

  4. boolee より:

    jiqeeさん、こんにちは。
    私なら、こうやりますが、という方法を書いてみます。
    最近は触っていないので、試したわけではありません。
    1.lollipopのftfを焼く
    2.bootloaderをflashtoolでリロック
    3.lollipopのftfを焼く
    4.bootloaderをflashtoolでアンロック
    5.fastbootモードでkitkatのリカバリ付きkernelを焼く(DooMKernelで良いと思います)
    6.リカバリからDRM Restore(Lollipop用)のzipを焼く、SuperSU.zipを焼く。
    7.FlashtoolでLollipopのftfからkernelだけを焼く。(Wipeとか余計なパーティションを焼かないように気をつける)
    8.起動
    このような流れでどうでしょうか。
    bootloaderをアンロックしてしまった以上、prerooted.zipを作る必要性は全くないと思います。
    もし、素のLollipop kernelでカスタムリカバリを焼くのなら「ZU-lockeddualrecovery2.8.14-RELEASE.flashable.zip」を「6」の次に焼いておけばいいのかなと思います。(このver2.8.14がLollipopに対応していれば、の話ですが・・・)
    http://nut.xperia-files.com/

  5. jiqee より:

    XZDualRecoveryの導入はroot取得が前提と思っていたのですが、fastbootでtwrpを焼くなりでDRM Restoreも焼けそうですね。ただDoomkernelが14.5.A.0.242は対応していないぽいのでbootloopになってしまったと思います。アドバイスありがとうございました。
    P.S
    CM12.1を焼いたら余計なプリインストールアプリが無いのが気に入ってカメラ機能のためにDRM取り戻すのも面倒くさくなってしまいました、わざわざコメントしておいて申し訳ございません…

  6. jiqee より:

    追記: 7番目の過程の後bootloopになってしまいました…やっぱ無理っぽいですね。

  7. のりー より:

    初歩的な質問で申し訳ないですが、bootloaderをアンロックするとオサイフ関連は使えなくなるのでしょうか?
    当方ドコモso-02g root済4.4.4です。

  8. boolee より:

    残念ながら、キャリア版はbootloaderをアンロック出来ませぬ。。。
    またグローバル版で日本の決済システムを利用できる端末はありませぬ。。。

  9. のりー より:

    相談なんですが、以下の方法でオサイフも残しつつ、baseband変更できると思いますか。
    1.D5833を焼き海外ロム化しbasebandを変更する。
    この状態で900MHz掴めるかと思います。
    2.basebandを除外しドコモのftfを焼く。
    900MHz維持しつつ、オサイフ起動するかなと…
    ワイモバ運用してますので900MHzを追加したいと考えてます。
    どう思われますか?