android5.1.1が公開されましたね。
当然ですがPC Companionなど期待していないので、Xperia Firmからftfファイルを作成してからのアップグレードです。
ftfファイルを作る。
ftfファイルの作り方は省きますが、自分は最新版ではなく
- FlashTool ver0.9.18.4
- Xpreria Firm ver4.7.3
を使いました。
今はFlashtoolにXperia Firmが統合されたようですが、Flashtoolをダウンロードするのに時間がかかるのでつい億劫になっています。
Xperia Firm上でファームウェアをチェックすると、アジア版のD58XX系のZ3 Compaactにも23.4.A.0.546が降り始めています。
端末自体は香港版を購入したと思いますが、今回は台湾版をダウンロードしてみます。
ダウンロードが完了したらFlashToolでftfファイルを作成。
焼くのにだいたい10分くらいかかりました。
systemファイルを焼き始めるとしばらく固まったように見えたので、何度も焼き直してしまいました。
いつも気になる問題点
アップグレードやアップデートをする度に思うのが、これ。
- リカバリ入りカスタムkernelはあるの?
- DRMキーの復活はできるの?
- ric対策は?
- Xposedは使えるの?
- microSDカードへの書き込みはできるの?
ということです。
答えはXDAを参考にしながら。
リカバリ入りカスタムkernelはあるの?
仕事が早いですねぇ。助かります。
もうありました。
いつものようにfastboot flash boot boot.imgな呪文を唱えれば、TWRPが起動できます。
DRMキーの復活はできるの?
bootloaderをアンロックしている人限定の問題です。
結論から言えば、失われた機能は復活できました。
確認したのは暗所撮影時のノイズ問題だけですが。
手順は過去に記事にしたやり方と同じです。
同じことを2回繰り返すので、結構面倒でした。
カスタムリカバリは上記のAdvanced Stock Kernelを使いました。
DRMキーを復活させるZIPファイルも同じです。
撮影時の光の加減が違うので純粋な比較はできませんが、明らかにノイズが減っていますね。
ric対策は?
flashableなzipはことごとく撃沈しました。
XDAを読んでいたら、SGP621(Xperia Z3 Tablet Compact)のバッチファイルを実行すればいいみたい。
こちらから「SGP621-RICDefeat.zip」をダウンロードして、adb接続で実行するだけです。
最後の方になんかエラー?が出ていますが、問題ありませんでした。
Xposedは使えるの?
次のリンクから「xposed-v67-sdk22-arm.zip」を焼けば使用できます。
自分が使いたいXposed Moduleは大丈夫そうです。
ナビゲーションバーのボタンを追加することが出来ました。
microSDカードへの書き込みはできるの?
やはり、microSDカードへの書き込みは、一部アプリケーション以外ではできなさそうです。
少なくとも、TitaniumBackupではバックアップフォルダとして、microSDカード上のフォルダを指定できても書き込みができませんでした。
kitkatの時と同じように
/system/etc/permissions/platform.xmlの修正が必要です。
赤字部分を追記すればオッケーです。
<permission name=”android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE” >
<group gid=”sdcard_r” />
<group gid=”sdcard_rw” />
</permission>
↓
<permission name=”android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE” >
<group gid=”sdcard_r” />
<group gid=”sdcard_rw” />
<group gid=”media_rw” />
</permission>
今回のアップデートで何が変わったかは、こちらの動画を見ると良いと思います。
余談
全然関係ないですが、TWRP経由で内部ストレージにアクセスした際、/Pictures/Screenshotsディレクトリ名を変更しました。。
その後、TWRPでスクリーンショットを取っていたのですが、androidを起動させた後、電源+ボリュームダウンでスクリーンショットが取れなくなってしまいました。
ric対策が悪いのかとか、Xposedが悪いのかとか、原因解明のために4回ほど今回の作業を繰り返してしまいました。
何度、FlashToolで全焼きを繰り返したんだろう・・・。
原因がはっきりしたわけではないですが、TWRPがScreenshotsというディレクトリを作ってしまったので、そのOwnerがTWRPとなってしまったと。
TWRP上からはScreenshotsというディレクトリは見えてもAndroid上では見えないから、多分、そういうことだと思います。邪推ですが。
結局、TWRP上でPicturesディレクトリごと削除して、Android上で改めてスクリーンショットを撮ったら、無事に保存することが出来るようになりました。
いい勉強になりましたが、疲れました。
便利だと思ったことも、適当に扱うとかえって面倒な羽目になるんですね。
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