[Xperia X Performance F8132][Xperia X F5122]バッテリー消費量の比較

スマートフォン

Xperia X F5122を買ってしばらく立ちましたので、いくつかのパターンでバッテリーの持ち具合を比較してみました。

battery-drain

Softbank回線(LTE)+ウェブページ

テスト環境

  • Softbank回線(LTE)
  • 実験時間は1時間。
  • Yahoo!のトップページを10秒間隔でリロードを繰り返す。
  • 画面の照度は50%固定
  • GPS、BluetoothはON。

です。

ウェブページのリロードには

を使いました。

Xperia X Performance F8132の結果

Screenshot_20160725-225039

1時間で100%→85%
この数値から0%になるまでの予測時間。

  • 100%÷15%/h=6.67h=6時間40分。

Xperia X F5122の結果

Screenshot_20160727-224237

10秒に一度リロード。
1時間で100%→87%

この数値から0%になるまでの予測時間。

  • 100%÷13%/h=7.69=7時間41分。

LTE接続の結論

Xperia X F51227時間41分
Xperia X F81326時間40分

 

Aterm WG2600HP+AbemaTV 3時間連続再生

テスト環境

  • 画面の照度は50%固定
  • Wifi、GPS、BluetoothはON。

自宅で使用しているルーターは

です。

ただひたすら、AbemaTVを垂れ流しにするベンチマーク。
Screenshot_20160724-182619

Xperia X Performance F8132の結果

Screenshot_20160724-212656

3時間で51%消費。
1時間あたりの消費を計算。
51%÷3h=17.0%/h

ここから100%から0%になるまでの時間を予測。
100%÷17.0%=5.88=5時間52分。

Xperia X F5122の結果

Screenshot_20160724-212708

3時間で44%消費。
1時間あたりの消費を計算。
44%÷3h=14.7%/h

ここから100%から0%になるまでの時間を予測。
100%÷14.7%=6.80=6時間48分弱。

結論

Xperia X F51226時間48分
Xperia X F81325時間52分

 

Aterm WG2600HP + スリープ

基本的に寝ている間に測定。

  • wifiはスリープ時も接続
  • bluetooth、GPSはすべてON

という高負荷な状態にしています。

Xperia X Performanceの結果

日によって違うのですが、

Screenshot_20160725-062617Screenshot_20160731-164150
右のはスクリーンショット86%です。

だいたい6時間で15%前後消費。

15%÷6h=2.5%/h

Xperia X F5122の結果

Screenshot_20160726-063834

大体6時間で3%。

3%÷6H=0.5%/h

結論

Xperia X F51221時間あたり0.5%消費
Xperia X F81321時間あたり2.5%消費

これは何か、致命的なバグがあるのでは・・・。

Antutu Benchmark連続12実行

「端末の発熱は?」
というリクエストがあったので、実行してみました。

バッテリーを100%にして、そこから1時間20分、連続12回、AntutuBenchmarkを実行しました。

antutu-bench

Xperia X Performance F8132の結果

回数バッテリー残温度antutuスコアパフォーマンス低下率
実行前100%28.2℃  
1回目98%34.2℃1315800%
2回目95%38.0℃122838-7%
3回目92%39.0℃115569-12%
4回目90%40.0℃114849-13%
5回目87%39.5℃113412-14%
6回目84%40.5℃112009-15%
7回目81%40.0℃111346-15%
8回目78%40.5℃108675-17%
9回目75%40.0℃112254-15%
10回目72%39.7℃109938-16%
11回目69%39.5℃113413-14%
12回目66%40.0℃112539-14%

Xperia X F5122の実行結果

回数バッテリー残温度antutuスコアパフォーマンス低下率
実行前100%27.7℃  
1回目98%34.0℃774650.0%
2回目95%36.7℃778620.5%
3回目93%38.2℃74581-3.7%
4回目90%38.5℃74705-3.6%
5回目87%39.2℃74428-3.9%
6回目84%40.2℃75191-2.9%
7回目82%40.5℃73216-5.5%
8回目79%41.2℃72909-5.9%
9回目76%40.0℃75425-2.6%
10回目73%40.2℃73978-4.5%
11回目71%39.5℃72704-6.1%
12回目68%39.7℃72872-5.9%

結論

どちらも、40℃くらいで温度上昇が止まりました。
しかしながら、Xperia X Performanceの方はもともとのスペックが高い分、40℃前後を維持するために、パフォーマンスを15%前後落としています。

バッテリーの減り具合は同じ感じですね。

Antutuベンチマークを実行していると、XPeria X Performanceは非常に滑らかだったのに対し、Xperia Xは若干カクカクといった感じが見受けられました。

自分はベンチマークに興味がないし、3Dゲームもやらないので今回の結果は、まぁこんなものだろうというくらいの認識です。

比べて思うこと

率直に箇条書き

  • 思った以上の差が出ませんでした。正直、もう少しXperia X F5122の方がバッテリー持ちがいいのでは、と期待していました。
  • 本体の熱は、Xperia X Performanceの放熱構造?と温度に合わせたCPUのクロックダウン?など工夫が見られました。
  • Xperia X Performanceのスリープ時におけるWifi常時接続は、ハードのバグ?ソフトウェア?それともルーターのせい?結論が出ません。
  • SONYはこの2機種を発売して何がしたいの?
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コメント

  1. こいけ より:

    大変参考になりました!
    端末に加えて、ルータまで同じものを使用しているのには驚きましたw
    発熱に関してはあまり変わらないのですね。
    スリープ時のバッテリー消費ですが、うちのF8132でも同じような状況です。
    ソフトウェアで改善できるレベルなのであれば、早急に対応してくれると助かるのですが。
    自分の環境だけかもしれませんが、NFCをオフにしたところスリープ時のバッテリー消費量が減ったので、wifi/bluetooth/GPSは常にオンですがNFCは常にオフで使用しています。

  2. boolee より:

    こんにちは。
    NFCをOFFにしてみましたがあまり変化はありませんでした。
    スリープ時のバッテリーの減りをF5122と比べると、ため息しか出ません、、、。

  3. もび より:

    こんにちは。いつも拝見させて頂いております。
    F8132でAmplify+Greenfy使用/ Wifi&BTはON/ NFCはオフ/GPSは電池節約という環境ですがスリープ時はDeepSleep97%, 電池消費0.2~0.3%/H程度まで押さえられています。Amplifyの設定が効いている気がします。
    動作時は検証頂いた内容とほぼほぼ同じような状態です。ご参考まで。

  4. たかふみ より:

    始めまして、こんにちは。
    xperia x performanceとWG2600HPの組み合わせで検索して、こちらにたどり着きました。
    自宅ではWG1800HPで、会社ではWG2600HPを使用していますが、WG2600HP下でのスリープ時は明らかに、バッテリー消費が多いです。
    消費量はこちらで記載されているのと同じくらいです。
    いろいろとwifiの設定を変えてみましたが、変化はありませんでした。
    そこで、WG2600HPに問題があると思い、BUFFALOのWXR-2533DHP2に取り合えてみましたが、消費量については改善されませんでした。
    よく分かってないですが、WG1800HPとその他の機器の大きな違いは、MU-MIMOに対応しているかどうかなので、そのあたりがバッテリー消費に影響している気がします。
    こういった方面での知識が乏しく、いろいろともがきましたが、お手上げです。
    この機種に替える前は2,3日はバッテリーが持ったのに、今は毎日充電しています。
    ため息しか出ませんね。

  5. boolee より:

    こんにちはー。
    やはり同じ症状が出ていますね。
    X Performanceについては、スリープ時のwifiを切る設定にして、仕方なく諦めています。X無印がまったく問題ないだけにソフトウェア的に解決してもらいたいものです。

    ソニーの裏切りによってフラグシップから外れたX Performanceは愛着が湧かなくなってました。

    Xの亜流、Xperia X Compactを仕入れている最中ですので、また実験してみたいと思います。