スペックの低いXperia X Compactに期待するのは、バッテリー消費量だけだ!
気になるバッテリー消費量を比較
過去の記事を引っ張り出して、同じ環境でテストしてみました。
実験は
- Softbank回線(LTE)+ウェブページ連続リロード
- Aterm WG2600HP+AbemaTV 3時間連続再生
- Aterm WG2600HP + スリープ
- Antutu Benchmark連続13回実行
以上、4つを行います。
過去の実験結果はこちらです。
スペックのおさらい
まずは簡単に比較してみました。
Xperia X Performance F8132 |
Xperia X F5122 |
Xperia X Compact F531 |
|
Chipset | Qualcomm MSM8996 Snapdragon 820 |
Qualcomm MSM8956 Snapdragon 650 |
|
CPU | Quad-core (2×2.15 GHz Kryo & 2×1.6 GHz Kryo) |
Hexa-core (4×1.4 GHz Cortex-A53 & 2×1.8 GHz Cortex-A72) |
|
Memory | 3GB | ||
Display | 5.0 inches 1080 x 1920 pixels |
4.6 inches 720 x 1280 pixels |
|
3G/LTE | HSPA 42.2/5.76 Mbps, LTE Cat9 450/50 Mbps |
HSPA 42.2/5.76 Mbps LTE Cat6 300/50 Mbps |
|
Wifi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac,dual-band | ||
Battery | 2700 mAh | 2620 mAh | 2700 mAh |
ざっくりとしたスペックはこんな感じ。
もっと比較したい方は、
からどうぞ〜
Softbank回線(LTE)+ウェブページ連続リロード
テスト環境
- Softbank回線(LTE)
- 実験時間は1時間。
- Yahoo!のトップページを10秒間隔でリロードを繰り返す。
- 画面の照度は50%固定
- GPS、BluetoothはON。
- STAMINAモードはOFF。
です。
ウェブページのリロードには
を使いました。
Xperia X Compact F5321の結果
1時間で100%→93%なので、1時間あたり7%消費しています。
この数値から0%になるまでの予測時間。
- 100%÷7%/h=14.28h=14時間16分。
3機種の結果を比較
1時間あたりの消費量 | バッテリー残が0%になるまでの予測時間 | |
Xperia X Performance F8122 | 15% | 6時間40分 |
Xperia X F5122 | 13% | 7時間41分 |
Xperia X Compact F5321 | 7% | 14時間16分 |
自分で実験していて思ったのですが、「この数字、本当かよっ」って疑いたくなります。
Xperia X Compactが他の機種のほぼダブルスコア。
Aterm WG2600HP+AbemaTV 3時間連続再生
すっかりお馴染みの動画再生ベンチマークソフト「AbemaTV」を使ってみます。
テスト環境
- 画面の照度は50%固定
- Wifi、GPS、BluetoothはON。
- STAMINAモードはOFF。
自宅で使用しているルーターは
です。
Xperia X Compact F5321の結果
3時間で31%消費。
1時間あたりの消費を計算。
31%÷3h=10.3%/h
ここから100%から0%になるまでの時間を予測。
100%÷10.3%=9.70=9時間42分。
3機種の結果を比較
1時間あたりの消費量 | バッテリー残が0%になるまでの予測時間 | |
Xperia X Performance F8122 | 17.0% | 5時間52分 |
Xperia X F5122 | 14.7% | 6時間48分 |
Xperia X Compact F5321 | 10.3% | 9時間42分 |
残念ながらダブルスコアは達成ならず。
Aterm WG2600HP + スリープ時
基本的に寝ている間に測定。
- wifiはスリープ時も接続
- bluetooth、GPSはすべてON
Xperia X Performanceのみ、バッテリーが異常に減りましたがどうでしょうか。
6時間30分ほどで0%消費w
消費量が1%以下とは・・・。
仮に0.9%ととしても、
0.9%÷6.5時間=0.13%/h
3機種の結果を比較
1時間あたりの消費量 | |
Xperia X Performance F8122 | 2.5% |
Xperia X F5122 | 0.5% |
Xperia X Compact F5321 | 0.13% |
正直、朝起きた時、バッテリー残100%のままでビビりましたw
Xperia X Performanceについては、原因が分かりませんが何らかの不具合があるとしか思えません。
Antutu Benchmark連続13回実行
バッテリーを100%にして、連続12回、AntutuBenchmarkを実行しました。
発熱具合を調べます。
Xperia X Compact F5321の結果
回数 | バッテリー残 | 温度 | antutuスコア | パフォーマンス低下率 |
実行前 | 100% | 30.2℃ | – | – |
1回目 | 99% | 34.2℃ | 75613 | 0.0% |
2回目 | 97% | 37.0℃ | 76336 | 1.0% |
3回目 | 96% | 38.7℃ | 75958 | 0.5% |
4回目 | 93% | 39.2℃ | 75626 | 0.0% |
5回目 | 91% | 38.2℃ | 75812 | 0.3% |
6回目 | 89% | 39.5℃ | 76146 | 0.7% |
7回目 | 86% | 40.7℃ | 70020 | -7.4% |
8回目 | 84% | 39.0℃ | 76426 | 1.1% |
9回目 | 82% | 40.0℃ | 76022 | 0.5% |
10回目 | 79% | 39.2℃ | 75808 | 0.3% |
11回目 | 77% | 40.0℃ | 70865 | -6.3% |
12回目 | 75% | 39.7℃ | 67182 | -11.2% |
13回目 | 未記録 | 未記録 | 71897 | -4.9% |
時々、10%を超えるパフォーマンス低下が見られるのが気になります。
40℃以上になるとパフォーマンスダウンが発動かな?
Xperia X Performanceが15%前後、Xperia X無印が4%前後のパフォーマンスダウンを行っているのを見ると、Xperia X Compactは一定の機能を維持できている感じです。
結論
- 今回の結果はあくまで一つの結果でしかありません。
- 通常使いでも、発熱はそこそこあります。
- 放熱はXperia X Performanceの方が調整できているような気がします。
- バッテリー残量が全てな方にとっては、いい端末だと思います。
コメント
ここのブログを見て、Z3Cを購入しました?(笑)
Z3Cとの違いは(電池持ち、レスポンス等)だいぶありますか?
こんにちはー。
私の駄文で無駄な出費をさせてないかと不安になります(^^;
防水仕様さえ気にならなければ、Z3Cからの買い替えもありかと思います。
とは言っても、XCも生活防水くらいの性能はありそうです。
レスポンス等はXPなんかとも引けを取らないと思います。
Antutuの3Dを実行した感想ですが、
解像度が低い分、X無印よりカクカク度合いはかなり低いですね。
不満は、光沢の外装が傷つきやすいので、気を付けないと裸族は厳しいってところでしょうか。
背面をよーく見ると細かい傷がつきつつあります。
あと、発熱感はそこそこあります。
国内販売されて、ホットモックを触れるようになるころには価格がかなり下がっていると思いますので、そのころが買い時かもしれません。
今のところ、もう完全にメインマシンになってます。