今年初の雪山を、と思い安易な気持ちで立てた計画が結構大変なものになってしまいました。
ピラタス蓼科スキー場のゴンドラ。
ルートとか。
- 2009年12月19日(土曜日) 曇り時々雪 山頂駅の気温はマイナス15℃
- ピラタス蓼科スキー場 山頂駅9:30 -> 北横岳と三ツ岳との分岐10:30 -> 北横岳山荘10:40 -> 北横岳南峰11:20 -> 同じルートで下山12:25
北横岳は雪山の初心者向けにはもってこいのルートで、頂上まで危ない道もなく比較的気軽に登ることの出来るところ、、のはずだったのですが、前日から到来している大寒波の影響でおそらく一晩で50センチから70センチは積もったのでは?という印象でした。
気温も恐ろしく寒く、山頂駅でマイナス15℃でしたので頂上ではマイナス17〜18℃、強風による体感気温はマイナス20℃は間違いなくあったと思います。
写真とか。
左:坪庭
右:山頂駅
ロープウェイは毎時20分ごとに運行しており、9時20分のロープウェイに乗って山頂駅にはその7分後に到着。
山頂駅周辺にはスキー、スノーボードを担いだ人の他にスノートレッキングの集団がいた他に登山客は我々のみ。。
しかもワカン、スノーシューといった北八ヶ岳には必携のツールを忘れていました・・・。頭にもなかった。
左:坪庭からはトレースがなんとなくあったので、先客がいると期待していました。
右:ルートも坪足で行けそうでしたが・・。
樹林帯のあたりで先客を発見、、しかし北横岳ヒュッテの従業員の方らしく道をスコップでならしながら進んでいます。
その先には誰もおらず、ラッセルを覚悟して先頭に立ちました。
ルート上の積雪は少ないところで膝下、多いところになると太もも半ばくらいまで達しました。
ワカンがあればもう少し違うのでしょうが、何も付けていないので沈みまくり。
北横岳ヒュッテには案の定誰もいません。
地図上ではここから10分で頂上と書いてあるので、それほど時間がかからないと思いきや、頂上まで40分もかかってしまいました。
北横岳ヒュッテから先のルートは積雪がさらにひどく、一番多いところで私の目線あたりまで雪が積もっていました。
ここは奥会津の豪雪地帯か、と思わせる積雪にひたすらピッケルを使ってのラッセル。
目前の雪をピッケルで崩して、膝、足で固めて登るという基本動作の繰り返しですが、ワカンもないので踏み場が固まらず、一度の動作で前進できるのはわずか1歩程度という始末。
左:頂上には着いたもののあまりの寒さにすぐ撤退。
右:これが頂上直下あたりの写真ですが、同行者の左側にある雪の壁あたりの高さまで雪が積もっていました。この高さですと同行者は完全に埋まっていますね。
下山道は自分たちが造ったルートを下るだけですので、楽しいなぁ〜なんて言っていたら、なんだか気温が下がってきているような気がしました。
自分たちの他に3人の登山客がいたはずですが、なんとルートが雪で再び埋もれていて、また膝下のラッセル。
あまりの寒さに下山してきたときには指が痛くて痛くて大変でした・・・。
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