赤岳から硫黄岳へトレイルラン

登山

天気予報は悪そうな感じだったのですが、仕事の休みにも限りがあるので天気の具合を見ながらのトレイルランとなりました。

  • 2010/08/19 曇り時々雨
  • 美濃戸8:40 -> 行者小屋9:45 -> 赤岳と阿弥陀岳の分岐10:20 -> 赤岳頂上10:40 -> 地蔵の頭(地蔵尾根)10:55 -> 横岳11:30 -> 硫黄岳山荘11:50 -> 硫黄岳12:00 -> 赤岩の頭12:10 -> 赤岳鉱泉12:40 -> 堰堤広場13:15 -> 美濃戸13:30
    行動時間4時間50分(休憩込み)
    総走行距離15.6km

今回の記事と去年に投稿した記事のタイトルがまったく一緒だった・・・。

アプローチ

この日の天気予報は全国的に下り坂。
ここのところの猛暑が東北からの風で和らぐとのことだったけれど、それは大気が不安定になる証拠。
天候次第では縦走をあきらめてピークハントにするつもりくらいで、東京を出発。

中央自動車道を走らせているとちょうど相模湖と勝沼の間あたりで相当な雨が降ってきました。
このままだと登山自体を中止にして雨の中をジョギングに切り替えようと思っていた矢先、甲府盆地に出ると青空が見えるほどの晴れ間。ラッキーでした。

登山

登山口

駐車場は夏休み期間中ということもあってか平日でもまぁまぁ入っていて、駐車料金徴収おじさんが駐車場ですでに待機していました。


駐車料金1000円を支払っていざ出発。

美濃戸から行者小屋。南沢ルート。

前回登ったときの反省とまではいかないのですが、文三郎尾根があまりにきつく、体力温存の意味も込めてまったりスタート。

前日に雨が降ったのか、足下がぬれているところも多く滑らないように慎重に距離を稼ぎました。

賽の河原手前あたりはずいぶん前にルートが荒れてしまい、古い地図とは道が変わっています。

途中の看板には「南沢で道迷い遭難発、注意」みたいな看板が立っていましたが、そのせいかテープで道がわかりやすくなっていました。


行者小屋手前からは南八ヶ岳の稜線が雲に隠れつつありました。

行者小屋到着

ここでおにぎりを一個食べて、5分程度の小休止で出発。

文三郎尾根、赤岳頂上へ。

文三郎尾根は相変わらずきつかったです。
もはや走るのではなく歩く状態でしたがなんとか早足程度のスピードを維持したく登っていても、足の筋肉がつっぱるようでなかなか前に進みません。
私の前にカップルのトレイルランナーと思しき方がいましたが、完全に文三郎尾根で私と同様やられているようでした。


階段が整備されていました。


文三郎尾根を登り切って、赤岳へ。

文三郎尾根さえ終わってしまえば、あとは岩場ですのでスピードも出せないし、ただ淡々と登るだけ。

頂上はガスの中。すでに3人組のメンバーがいらっしゃったので、自写撮りって言うんでしょうか、写真は撮りませんでした。
3人組の皆さんはこのまま縦走を続けて本沢温泉へ抜けるそうです。

赤岳から硫黄岳

頂上で食事をヴィダーインゼリーを飲んで、早々に出発。
天候が悪くなってきたので地蔵尾根経由で帰ろうかとも考えていましたが、12時までに硫黄岳山荘へを通過できれば雨が降っても危ないところはないと思っていたので、縦走を決行。

最近買った山用のdocomo回線のケータイで家族に縦走する旨のメールを送り、出発。
docomoのプラスエリアはすばらしい。このあたりはソフトバンクには出来ない。


時間もないので赤岳から一気に下ります。振り返って赤岳をパシャリ。


赤岳展望荘。久しく泊まっていないなぁ。


地蔵尾根の分岐。

横岳へ向かう途中、ポツポツと雨が降ってきたのでまずいかなーと思っていたら雨脚が強くなってきました。
仕方なくカッパを着用。

横岳の手前あたりのちょうど足下が岩場から砂利っぽくなっていることころでテントを設営している若い方を見かけたけれど、よく稜線でテントを張るなぁと思いました。
風よけがあるわけではないのですが。


杣添尾根との分岐、三叉峰。
雨もやんできたのでカッパを脱ぎ、縦走開始。
このあたりでトレイルランニングをちょっとあきらめモードに。


毎回、素通りするだけの横岳。感動もあったもんじゃない。


横岳から硫黄岳への最初の下山するところは危ないですが、曇り空が若干晴れてきたし一番の危険ゾーンは通過できました。


頂上へ続くケルン。


硫黄岳頂上に着くと、山ガールと思われる2人組が何やら記念撮影中。
一人はポーズを決めて、一人は寝ころんでカメラマン。
あまり近づきたくなかったので離れて通過しようとしたら「こんにちは〜」なんて声をかけられました。
天気は下り坂なのに余裕な感じ。この10分後には土砂降りに変わったのですが大丈夫だったのでしょうか。

地蔵の頭から赤岳鉱泉、下山へ。

地蔵の頭付近で雨がポツポツと降り始め、気づけば土砂降り。

道が川に変わってしまいました。
土砂降りも20分くらい続き、靴とズボンはびしょびしょ。
カッパは上着だけで大丈夫かと思っていたのですが、上着も必要かなと。


ショウゴ沢もわずかな雨で濁流に。


赤岳鉱泉。
テラスが出来ている上にテント泊用に炊事場というかテーブル小屋まで出来ていました。


赤岳鉱泉から稜線を。きれいですね。


北沢の方は整備が進んでいます。
通年営業小屋の赤岳鉱泉の方々のおかげですね。

途中で小学生と父親の2人組みパーティがいたので、当然追い抜くわけですがその際にお子さんに「ありがとうー」なんてかっこよく言ったつもりだったのですが一枚岩を踏んでしまい、案の定滑って転びヘッドスライディング。
大の大人が目の前で転んだのを見てびっくりしたろうなー。
振り返るのも恥ずかしかったので、ムクリと起きてランニング再開。


そして下山。

去年よりも20分くらい遅くなってしまいましたが、雨も降ったので仕方なしとしましょうか。

下山後

下山後は大好きな原村の「もみの湯」へ。
500円という価格ですが良い湯です。

おみやげを一昨年くらいまではもみの湯で買っていたのですが、ここ数年あまり良いものが出回ってこないので何も買わずにこのまま帰宅へ。
途中、中央自動車道の八ヶ岳パーキングエリアに立ち寄って、焼きたてパンやらソーセージやらをおみやげに購入。
八ヶ岳は何時行っても良いところだなぁー。

今回の反省

12リッターザックの中をビニール袋とかでパックしていなかったのですっかりぬれまくっていました。
あとカッパの下を持って行くかどうかはちょっと悩むところ。
今回のような6時間程度なら不要かもしれないけれど、ロングランニングになった場合、逆に必要かもしれません。
また足下が雨で濡れてしまうのはどうしたらいいものかな、と。
ゴアッテクスのトレイルランニングシューズを買った方がいいとも少し思いました。

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コメント

  1. hiko より:

    はじめまして!
    私も山登りから最近ちょっとトレイルランニングを始めたのですが、
    いや?、赤岳?硫黄岳とか黒戸尾根とかトレイルランニング出来て
    しまうものなんですね、こんな短時間で。もちろん練習が相当必要な
    ことは言うまでもなさそうですが。。目からウロコです。
    また拝見させて頂きます!