2、3年に一度やってくる、パソコンの買い替え衝動。
小さなパソコンが欲しくなったシリーズも足掛け5年となりました。
ブログとはありがたいですね。
記憶のクラウド型ストレージと化しています。
パーツを選ぶ。
当初、Core i7なNUC、Intelの「NUC5i7RYH」を購入しようと考えていました。
第5世代CPUが載っているのでグラフィック性能は大幅に向上しているようですが、それ以外のスペックが現状のPCよりもスペックダウンするのに、10万円ほどの資金を出すほど余裕はありませんので却下。
ということで、出来るだけ小さなPCケースを選びつつ、次世代CPUへの足がかりを見つける構成でPCを組んでみました。
- CPU
Intel® Core™ i7-4770S
現在使っているものを流用。TDP65W。 - Memory
Cetus UMAX DDR3-1333 4GBx2 8GB
流用。 - SSD
Plextor PX-256M6G-2280(SATA3.0接続)
PCIe接続の「PX-G256M6e」が欲しかったけど、値段が倍も違うし、速度も体感できないだろうということで。 - M/B
ASUS H97I-PLUS
Mini-ITXでM.2接続のできる安いマザーボード、というだけでチョイス。 - PCケース
ANTEC ISK-110 VESA
Mini-ITX向けケースとしては最小だったけど、90WアダプターでCore i7の電力供給が出来るのか不安でした。リンクスのサイトにはTDP65Wまで可能と記載されていたような。
フロントパネルがUSB2.0というのは、マイナスポイント。
組み立てる
動いても動かなくても、組み立てている間が一番楽しいですね。
古いPCと並べてみる。
ホコリかぶってて汚いですね。
IN WIN 「WAVY II IW-BMR651」
このケースも結構気に入っていました。
古いPCからパーツを抜き取る。
基本的にCPUクーラーはバルク主義です。(面倒なだけ)
さっそくパーツを付けていきます。
まずはM.2 SSDから。
こんなに小さい。
続いてHDD。
こんなに小さいケースなのに2.5incHDD/SSDを2つ搭載できます。
今回はど真ん中につけました。
あとはCPUやら、メモリーやらを載せていきました。
写真を撮りわすれたー。
フロントパネルにUSB3.0×2を搭載する
やはり、フロントパネルにUSB2.0がいくつあろうが、不便なだけですね。
いちいち背面にUSBメモリを挿したり、延長コードでってのもバカバカしい。
そこでネットを徘徊してみると無理やりUSB3.0ポートを搭載してしまう改造がいくつか出ていたので、パッと思いついた感じで取り付けてみました。
まずはフロントのUSBポートを取り外します。
ビスとネジだけで固定されているので簡単に外せます。
次にUSB3.0ケーブルをバラします。
用意したのは
フロントパネルのこの位置の取り付けるので、2ポート分は殺します。
フロントパネル側でUSB3.0ケーブルと干渉してしまうところはニッパーで切り落としました。
続いてネジ用の穴を開けます。
USB3.0を両面テープで固定しようかとも思いましたが、簡単に外れそうなのでネジ止めとしました。
位置をしっかりと決めて、リューターで穴を開けます。
フロントパネル側の加工は穴開けとケーブルと干渉する部分のカットのみです。
ケーブルが結構長いので、ケース内にどうなるか気になりましたが、何とか入りました。
組み立て完成・・・
さっそく、電源を入れようとすると電源が入らない。
これはこれで楽しいのですが、ここからが時間がかかります。
3時間ほど格闘した結果、M.2 SSDを固定するネジをしっかりと締めるとM.2 SSDがマザーボードの基盤と接触し、電気が供給されなくなっていました。
ちょっと緩めればM.2 SSDとマザーボードが離れるので、起動するようになりました。
購入元にメールでこの件を問い合わせたところ、交換扱いとなりました。
起動することは起動するので、面倒と思いつつそのうち交換手続きに入りたいと思います。
Ubuntu15.04のインストール
あらかじめ用意していたUbuntu15.04のUSBメモリでインストールしてみようと試みましたが、UEFIのところでつまずきました。
いろいろいじりましたが、結局のところWindows上のUNetbootinで再度、インストール用USBメモリを作成して、UEFIの設定をデフォルトに戻しただけ。
無事にインストールが完了し、稼働することができました。
温度と電力不足は?
気になるのがこの2つ。
残念ながらワットチェッカーを持っていないので、正確な消費電力を計測することはできません。
が、電力不足でシステムがダウンすることは今のところなし。
また、PCケースが片方全面メッシュとはいえ、CPUファン1基しかないので、ケース内温度やCPU温度が気になるところです。
VirtualBoxでWindowsをインストールするくらいの負荷しかかけていませんが、
最大67度、最低41度といったところでした。
今度、ワットチェッカーを買って測定してみようかな。
感想
Antecのこのケース自体、2012年11月頃の発売だったようです。(価格.comに記載)
発売から3年が経ち、そろそろ後継のケースを作ってもいいのでは?と思います。
6月のニュースで新製品の発表がありましたが、高級路線ケースとキューブ型のみでした。
- 高機能 高性能 高価格な3高モンスターPCケース『Antec新製品発表会』
- Antec、スリーチャンバ設計のSSI-CEB対応フルタワーPCケース S10発売
- Antec、高い冷却性能を実現したMicro-ATX対応キューブPCケース P50発売
スティック型Windowsやらタブレットやらで自作PC界はあまりネタがないのでしょうかね・・・。
作ってみて、ここまでのケースサイズにCore i7が載るとか、面白いですよね。
制約があるからこそ、いろいろ載せてみたいものです。
NUCスペックに満足できない人はこのケースに挑戦してみるときっと楽しいと思いました。
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